ケイン&山本さんの48歳コンビに泣き、サスケくんの神っぷりに叫んだ。「SASUKE」第40回記念大会
マジで激ヤバな大会でした(語彙力瀕死)。
あんまりこういう陳腐な表現は使いたくないんだけど、”神回”しか言えない。
記念大会と銘打たれて放送された、第40回となる今回の「SASUKE」。
出場者はSASUKEオールスターズをはじめとして、SASUKE新世代、森本(サスケくん)世代の有力選手たち。
更に、予選会を勝ち抜いた若き挑戦者たち。
そして我々アラサー世代のヒーロー、ケイン・コスギ復活。
夢ですか、これは?
こんな最高メンバーが集うことってあり得るんですか。
ファン的にはアベンジャーズやスマッシュブラザーズも真っ青なオールスター感ですよ。
ここまで完璧なメンバーを揃えてくれた制作陣にはファンとして感謝しかありません。
本当に、最高の大会をありがとうございました。
一人のファン、そして出場を目指すものとして、今回の大会を振り返っていきたいと思います。
1st STAGE
一人目のクリアは例年通り才川コージ選手。
最早盤石と言うか、1stでは落ちる気がしない。
TVerで配信された予選会を突破した二人はどちらも1stをクリアできず。
実はおひとりとは面識があるのですが、凄まじい運動能力をお持ちで。
普通にやれば1stなんて絶対突破できる人のはず。
でも、僅かなタイミングのズレや焦りがミスを生んでしまう。
SASUKEの奥深さ、怖さを改めて再認識。
前半のハイライトはセット職人・松田さんの進退をかけた挑戦かな。
結果はフィッシュボーンで脱落。
終わった後、『俺にはSASUKEしかない』→山田さんの『俺の言葉や』のコンボは今大会一番笑えた。いやまあ、本人たち多分真剣なんだけど。
松田さんは名物選手のひとりだから出場し続けても良い気がするけどな。
ところで、梶原颯選手はなんか別の競技をやってたの?
40秒近く残すって何事なんだ。
ダイジェストにされてたけど、どんな人間離れした動きでクリアしたのかフルで観たかったわ。
ジャニーズ勢は菅田くん・安嶋くん・岩本くんと3人揃ってドラゴングライダーに屈する。
今回、ドラゴングライダーの脱線が多かったですよね?仕様なのかな。
岩本君は今回間違いなく3rdを狙っていただろうに…残念。
3人とは対照的に、久々に1stを突破した塚ちゃん。見事でした。
そして、我がケイン・コスギのクリアには泣いた。
骨折の影響で今実家に帰ってきてるので、親の前でマジ泣きです。
それぐらい感動しました。
なんせ、前回の出場から21年経っていて。
ケインは27歳から48歳になっているわけですよ。
しかも、その期間でSASUKEの難易度も鬼インフレしていて。
普通に考えたらクリアできるわけないんです。
でも、僕は「ケイン・コスギ」という名前を聞くだけで期待してしまう。
僕にとって永遠のヒーロー、存在がレジェンドですからね。
普通に考えたら無理でも、ケインなら何とかしてくれるんじゃないか。
そんなことを数パーセントは考えてしまうわけです。
そして、彼はその数パーセントを努力で手繰り寄せるんですよ。
これが泣かずにいられますか?(号泣)
いられるわけねえだろ!!(激怒)
ケインがゴールボタンを押した時、もうちょいで僕まで雄叫びあげそうでしたよ。
で、その数分後にはSASUKE皆勤賞・山本進悟さんも8年振りに1stSTAGEをクリアするわけですが。もうこれも泣けて泣けて。
僕、SASUKE選手の中で山本さんがずっと推しなんですよ。
皆さん彼のことをご存じですかね?
元々ガソリンスタンドの社員さんで、出場する事に出世していった人なんですが。
僕は、彼のキャラクターが大好きで。
SASUKEを『人生最良の趣味』として割り切って笑顔で臨む姿がすごく自分の理想に近かったんですね。
そんな彼も、もう48歳で。
クリアボタンから8年間遠ざかっていた。
年齢的には、間違いなく引退も脳裏をよぎっていたはずなんです。
でも、40回という節目の大会で最年長クリアしちゃうのがオールスターズたる所以というか。
一般人といえど、やっぱスター性がある選手なんだなあと思いました。
しかし、さすがに森本(サスケくん)世代のメンバーはみんな盤石ですねー。
パルクール佐藤さん、多田さん、荒木さん、山本さんとみんなチュートリアル見てるかのようなクリアで。練習量がダンチなんだろうなって感じました。
川口さんや長崎さんの復活は熱かったんですが、又地さんは勿体なかったですね。
ローリングヒルで霜降りのせいやが『魔物おるぞ!』って叫んでましたが、本当にあそこは魔物がいますよね。
実力者と言えど、一度回ってしまうと取り返しがつかなくなる。
ある種、SASUKEの怖さを凝縮したようなエリアです。
終盤のMr.サスケ山田さんから『完全制覇カルテット』に繋がれたバトンにはSASUKEの歴史を感じましたね。
山田さんは久しぶりに脱落後悔しそうにしてましたね。
インタビューで『調子が良い』と連呼していた上、フィッシュボーンであれだけ焦っていたってことは反り立つ壁ぐらいまでは行きたかったんでしょうね。
号泣に本気を感じられて個人的には良かったです。
初の完全制覇者・秋山さんも引退から長年経っているとは思えない程身体を作っていて。
本気でクリアしにいく姿勢が素晴らしいです。
結果はドラゴングライダーでしたけど、49歳とは思えない身のこなしでした。
息の上がり方を見ると、スタミナ面も問題なさそうでしたね。
というか、この人見た目若すぎないか。時を止めてる?
親子参戦となったレジェンド選手・長野誠さんはラストの反り立つ壁でタイムオーバー。やっぱ年齢を重ねるとスタミナが一番の敵になってくるのかな。
でも、相変わらず動きはセンスに溢れていたし鮮やかなドラゴングライダー攻略はお見事でした。さすがセンスNo.1のSASUKE選手(森本選手談)。
漆原さんは盤石と言うか、見ていても一切不安のない動き。
44歳であの動きを保つには相当な努力が必要だと思うんですよ。
しかも、彼の場合は体格的にタックルなんか絶対苦手なので。
普段相当走り込みとか下半身トレもしれいるんだろうなって…
努力を重ねて壁を跳ね返す姿には胸が熱くなります。
森本さんはお手本のように1stを鮮やかにクリア。
もう庭を散歩するかのような落ち着きで、4000番というゼッケンの重さを全く感じませんでした。
空前のハイレベルから、1stSTAGE突破者はなんと24名。
近年最多では。
2nd STAGE
制限時間が前回より5秒短縮された鬼畜仕様。
何がすごいって、今大会サーモンラダーで落ちた人がいなかったこと。
厳しいと思ってたABC-Zの塚ちゃんや大柄なケイン、ブランクのあった山本進悟さんも、サーモンの上り下りはクリアしている。
出場者のレベルがかなり底上げされているというか、ここまで残った人はガチで練習してきた人しかいないんだなと。
数年前はここが猛威を振るってましたから。
才川さんはアクシデント発生で今回も2ndを突破できず。
実力的には3rdに進めるはずなんだけども。
胸を熱くさせてくれたのはケイン・山本進悟さん・塚ちゃんですね。
3人共このステージで潰えてしまったわけですけど、それぞれ以前より進化しているというか。
年齢的にかなりキツくなっているはずなのに、三者三様のやり方できっちりサーモンを超えてきたところに感動しました。
山本さんなんてバックストリームで流されているイメージあったのに最後まで泳ぎ切ってましたし。
しかし、感動的になるはずの川口さんの2ndをダイジェストにするってどうなのよ?久々の3rd進出だってのに。
圧倒的最速タイムなのにまたダイジェスト処理される梶原くんも不憫。
パルクール佐藤さんとの新旧スピード対決を見せてくれよ。
日置さんの2ndはちゃんとオンエアしてくれるんですね。
まあ、安定感の鬼である日置さんが2ndで落ちるって中々衝撃ですしね。
やっぱ怪我の影響で心肺機能がちょっと低下していたのかなあ。
しかしここまで観てきて思うのは、やっぱ1stに尺取り過ぎなんですよねえ…
なんとか坂の人は1人で良いし、よくわかんないYoutuberもいらないでしょう。
ヒカキンぐらい知名度と盛り上がりがあればオンエアもわかるけどさあ。
それより有力選手の結果でハラハラさせてほしい。
この後Finalに進むことになるサスケくんこと森本くんと黒虎山本さんの安定感は別格ですね。
実力者揃いの中でも、明らかに頭一つ抜けてる。
泳がされた後のリバースコンベアー、おまけに制限時間短縮という厳しい条件の中で最年長クリアを決めた漆原さんと鈴木先生の44歳コンビもお見事でした。
そういえば、日本人女性として久々に2ndに進んだ大嶋さんのサーモンラダーがうま過ぎてびっくりしました。
練習すればあそこまでできるようになるんですね…
というか、女性仕様は制限時間延ばすよりスパイダードロップの幅(1.8m)を狭めてあげたほうがよかったんじゃないか。
あれ、身長が160㎝切ってると物理的にクリアできないでしょう。
健闘していただけに、脱落の仕方がかわいそうだったな。
海外勢もこの2ndで全滅。 フィジカルお化けっぽかったオリバーもここで脱落するあたり、今回のタイム設定は相当シビアだったんでしょうね。 梶原くんの化け物っぷりが際立つ。
3rd STAGE
まあ、結果論ですけど森本さん・黒虎山本さん・多田くんは実力が他の選手より一枚上なんだなと感じさせられた3rdでした。
特に森本さんと黒虎山本さんは余裕そうなのが怖い。
多田さんはバーティカルリミット後かなり疲れてそうでしたけど、二人は表情さえ変えていなかったことに恐怖を感じました。
44歳でクリフディメンションを越えた漆原さんもお見事。
バーチさえいければパイプスライダーは適正高そうなので3rdクリアも見えるんですけどね。
川口さんの3rdも久々に見れてうれしかった。
やっぱこの人は3rdが似合うね。
しかし、スイングエッジは相当難易度高いんだな。伊佐さんも落ちてたし。
次回は又地先生もケインと共に3rdに戻ってきてほしいところ。
クリフディメンションを5人(Final進出の3人+漆原さん、山本桂太朗さん)がクリアしたのは史上初。
やっぱ、出場者のレベルがめちゃくちゃ上がっていますよね。
Final STAGE
ネットがざわめいたFinal。
初見殺しというか、見た瞬間人間では無理と思わされる難易度。
1番手の黒虎山本さんがロープつかんだところで終わった時点で、出場者も含めて全員『絶対無理じゃん』って顔してましたよね。笑
山本さんは元々の身体能力が異常に高い上、前半のクライミングエリアでもほとんどロスがなかったですからね。
理想的なペースでいってあれか、っていう。
2番手の多田さんは中段のサーモンラダーで限界。
絶望に沈む緑山。
そんな沈黙を切り裂いたのが、SASUKEの唯一神ことサスケくん、いやサスケ様でした。本当、夢を見せてくれた。
というか、サラッと紹介Vで流れてた40kgのウエイト背負って懸垂ってどんなトレーニングだよ。孫悟空か?
普通の人なら立つのもつらいレベルだぞ。
あの絶対攻略不可なFinalを初見で残り1秒まで追い込んだ彼は人間やめてます。多分サイヤ人です。もう一回やったらクリアしちゃうそう。
スタッフ頼むからトチ狂って制限時間変えたりするなよ。
個人的に胸熱だったのは、サスケくんがクリアすることを一貫して信じていた長野誠さんの姿でした。
この二人の師弟関係って、どことなくピッコロと悟飯っぽいんですよ。
例えがドラゴンボールばっかりで申し訳ないんですけど。笑
サスケくんって後輩力高そうで誰からもかわいがられてそうだし、飛び抜けた実力があるのに奢りもなさそうだし、最強ですよね。
彼の原動力は、やっぱ『SASUKEが好きなこと』なんですよね。
その純粋さが本当に推せるところで。
元々運動神経は良くない(本人談)なのに、ひたすら突き詰めてあの領域に達しちゃうという。
『好きなものこそ上手なれ』の最上級というか。
話し方とか、SASUKEの攻略の仕方も理知的で説得力がある。
多分、仕事もすごいできるんだろうな。
人間として尊敬します。
というか、もはや神です。崇める。
というわけで、勢いのまま書き綴ったらいつの間にか5000文字を超える記事に。
正直、まだまだ書き足りないぐらいなんですけど。笑
好きなことって、本当延々に書けちゃいますね。
いやー、こりゃ足を怪我している場合じゃないな。燃えてきました。
ケインと山本さんを見ていると、年齢を言い訳にするのは15年早いなって思えます。
あと、本編とは全然関係ないんですけど。
今回のSASUKE、Youtubeやリアルイベントを使った宣伝がめちゃくちゃうまかった。40回でPRに力入れてたのもあるんでしょうけど。
すごい勢いでYoutubeに動画が投稿されるんで、スタッフ死ぬんじゃないかと思ってたんですけど。笑
おかげで、放送日に向けて期待がどんどん高まっていきました。
本当スタッフの皆様最高です。
来年は視聴者としてではなく、できれば挑戦者100人の中の一人で迎えられたら最高なんですけど。どちらにしても楽しめそうです。
ありがとうSASUKE。
ありがとうサスケくん。
ありがとうケイン・コスギ。
また来年!!