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人生で観た映画からTOP3を選んでみた
僕はすごく映画が好きですが、多分この記事は面白くありません。
何せ、僕は「ドラゴンボール」も「ONE PIECE」も「鬼滅の刃」も好きな男。
とにかく王道が好きなので、映画好きが頷くようなラインナップがここに並ぶことはないわけで。笑
それを覚悟した上でご覧頂けると幸いです。
3位 トイ・ストーリー3(2010)
選考理由:笑えて泣けて面白いから。
まあ、さすがにそれで終わるとバカなのかと思われかねないのでちゃんと書きますが。
「トイ・ストーリー3」は、第1作から10年後の世界が舞台。
主人公・ウッディの持ち主であるアンディは大学への入学を控え、昔のようにおもちゃを手に取ることはなくなっている。
持ち主であるアンディが成長してとき、おもちゃたちはどういう決断を下すのか。それが見どころなわけですが。
序盤〜中盤も笑って泣けて面白いんですが、やはり素晴らしいのはラストシーンです。
ここの描写が非の打ち所がないぐらい完璧なことが、3位への選出理由と言っても過言ではありません。
アンディは大学進学に合わせて実家を離れるため荷物を整理します。
用意したのは「大学行き」と「それ以外」(最終的にボニーという女の子は譲られることになります)のダンボール。
アンディはウッディだけを「大学行き」の荷物に入れますが、ウッディは自らアンディと離れることを選び「それ以外」のダンボールに移動します。
ただ、この時点でウッディが取った行動は「大学行き」の段ボールから他のおもちゃ達のいる段ボールに移動しただけで。
最終的な選択肢はアンディに任せているわけです。
けど、ウッディはアンディが自分と仲間が一緒にいる道を選ばせてくれるだろうとわかっている。
もちろんアンディはウッディに人格があることなんて知らないけど、自分ではなくウッディのことを考えて手放すことを選ぶ。
そんなことを考えながらウッディの「あばよ、相棒」というセリフを聞くと、おもちゃと人間という垣根を超えた本当の絆がアンディとおもちゃの間にはあったんじゃないかなあ、と思うわけです。
アンディがボニーにおもちゃを譲る時、ひとつひとつのおもちゃを紹介するシーンはマジで何回観ても泣けます。
映画館で初めて観た時は嗚咽レベルで泣いてました。
当時付き合っていた元カノがドン引きしてましたが、そんなの知らねえよと。
最後の最後、望んでいた通りアンディと最後の遊びを楽しむおもちゃ達。
人間の前だから動くことはできないのに、おもちゃ達が楽しそうに見えたのはきっと僕だけじゃないはずです。
2位 ターミネーター2(1991)
選出理由:シュワちゃんがカッコ良い上に泣けるから
…語彙力なさ過ぎて理由書くのが辛くなってきた。
この映画の公開当時、僕はまだ1歳。
当然リアルタイムで観てないんですが、運良く時系列通り一作目から観ることができたんですよね。
というのも、母親が生粋の洋画好きで。
風邪でぶっ倒れてた小学生の僕に観せたのが「ターミネーター」一作目だったんですが…今考えたら、風邪で体調の悪い子供に観せる映画じゃねえよなぁ。笑
しかし、一作目を先に観ていた&2作目の内容を全く知らなかったからこそミスリードが全開で機能してくれた。
その点は母に感謝だ。
まず、一作目の流れを逆手に取った設定が見事だと思うんですよ。
前作から観ている人は、当然シュワちゃん演じるT-800が敵だと思っているはずで。
それが味方になった瞬間の心強さ、カッコ良さ。
きっと当時のシュワちゃん人気なんかも理由の一つなんでしょうけど、この設定が素晴らしい。
そして、この作品の更にすごい点はその設定を知ってから観たとしても面白いことです。
まず、一作目のあの作風から「少年とターミネーター」という超ハートウォーミングな絵面を思いつくのがスゴい。
「ターミネーター」の一作目ってほぼSFホラーですからね。テイストとしては真逆と言っても過言じゃないでしょう。
この辺り、監督を務めたジェームス・キャメロンの天才っぷりが窺い知れる。
敵であるT-1000の設定も見事。
ガッチガチに固い旧型ターミネーター・T-800と対になる液体金属のボディはビジュアル的にも面白く。
このVFX。
とても30年前のクオリティとは思えない。
というか、やっぱ演出がうまいですよね。
今観ても迫力あるし、怖いし。
VFXって、あくまで味付けであって。
やっぱ映画は面白いストーリーと優れた演出があってこそなんですよね。
T-800とT-1000が最初に交戦するシーンから続くスリル溢れるカーチェイスから「地獄で会おうぜ、ベイビー」という名ゼリフからサムズアップのコンボで締めるラストシーンまで、名シーンを挙げると枚挙に糸間がなく。
おそらく、誰が観ても面白いという作品。
1位 ダイ・ハード(1988)
選出理由:ただただ、面白いから
…なんか理由がどんどん薄くなっている気がする。
ブルース・ウィリスへのお疲れ様でした、という気持ちも今なら理由の一つになるかもね。
僕の中で、クリスマスムービーといえば「ラブ・アクチュアリー」でも「ホーム・アローン」でもなくこの「ダイ・ハード」。
一切退屈しない脚本、緊迫感ある映像、主人公の人物像…すべて最高です。
まずは脚本。これがすごい。
「ダイ・ハード」といえば”中々死なない男が必死に悪と戦う話”と括られがちですが、それはシリーズを総括して言えることであって。この1作目は訳が違う。
何せ、最初から最後まで舞台はビル1棟の中だけ。
この閉鎖的な舞台の中でクライムサスペンスとアクションはもちろん、主人公・マクレーンと別れた妻ホリーのラブストーリー、あるトラウマから銃を撃てなくなってしまった警察官・アルとマクレーンの友情まで描く。
これだけの要素を132分の中に過不足なく嵌め込んでいるのはちょっととんでもない。
そして、この素晴らしい脚本を盛り上げる魅力的なキャラ設定と演出。これがまたたまらんわけです。
まず、主人公のジョン・マクレーンのキャラ設定。
タンクトップに裸足、ちょっと後退した頭髪。
奥さんとは喧嘩しまくりで離婚寸前、そんな彼女のために職場にやってきたら今度はテロに巻き込まれる。
汗だく血まみれで罵詈雑言を吐きながら戦う姿は、従来の二枚目アクションスターとは一線を画す。
でも、そんな男が愛する妻や一般人を守るために必死で戦う、この人間臭さが良い。
彼の人間臭さは脚本の面白さにも繋がっていて。
主人公が悪役に悪態をついて、煽るシーンなんかはこの映画まであんまりなかったんじゃないかな。
倒した敵のスウェットに「マシンガンは頂いた HO-HO-HO」とメッセージを書き残し、エレベーターを使って敵に送りつけるシーンは衝撃的だった。
見返すと結構極悪非道だなこれ。グロ注意(遅い)。
このシーン、マクレーンのずる賢さもうまく描いています。
マクレーンはエレベーターの上に潜んでいて、死体に集まってきたテロリストたちの会話を手がかりに人数や名前を探る。この辺りの描写も絶妙。
そして、このシーンを見てお気付きになられた方もいるのではと思いますが。
エレベーターが降りてくるところ(動画の00:40頃)で、クリスマスを思わせる鈴のようなSEが入れられているんですよね。
まるでこの死体がマクレーンからテロリストへのプレゼントだと言わんばかりに。
テロリストが金庫のロックを解除した時にベートーヴェンの「歓喜の歌」が流れる有名なシーンも、音楽の使い方が面白い。
映像面では下記のエア・ダクトシーンを含めカメラアングルが絶妙と感じさせられるシーンが多い。
この一連のシーン、絶妙なカメラアングルが緊張感をうまく引き立たせている。
マクレーンがテロリストの死体をビルの下に投げ落とし、マシンガンを乱射して危機を伝える「パーティにようこそ」シーンも映像と音の使い方が非常にうまいと感じる。
エンディングに至るまで一切飽きさせない構成も含め、見事としか言えず。
これを超えるアクション映画がまだ見つかりません。
と言うことで、僕の好きな映画トップ3を紹介してみました。
noteで繋がっている皆様のトップ3も是非知りたいです。