いくつになっても、仲間がいれば青春。
青春って、いつからいつまでのことを言うんだろうか。
一昨日、仲間と二人で跳び箱の合同トレーニングをしていた。
すると、たまたま別の仲間が施設にやってきて。
三人でトレーニングをすることになった。
普段集まることのない三人だけど、趣味は共通している。
必然的に会話は盛り上がって、ワイワイと段数を積み上げていった。
ひと段落した時に、ふとインスタを見ると。
別の仲間が、関東に来ていることが分かった。
「合トレ希望!都合の良い人集まれ」
そう書かれたストーリーを見て、僕ら三人は目を見合わせた。
彼が来ているトレーニング施設は、僕らがいたところから二つの県を跨いだところだ。
移動するとなると、2時間近くかかる。
でも、目を合わせた僕らの答えは決まっていた。
僕は、冗談めかして言った。
「行っちゃう?」
移動中の車や電車の中でも、僕らの話は尽きなかった。
何をきっかけにトレーニングにハマったのか、SASUKEでやってみたいエリアは何か、好きな選手はいるのか。
こんなに楽しく誰かと話したのは、久々だった気がする。
移動先の施設に到着すると、既に知り合いが4人程揃っていた。
どうやら、みんなストーリーを見て引き寄せられたらしい。
こうして、7人による合同トレーニングが始まることになった。
みんなで動画を撮影して、コツを教え合う。
時に応援し、時に檄を飛ばす。
思いっきり身体を動かした後、全員でラーメンを食べに行った。寒い中移動した後に食べたラーメンは、死ぬほど美味かった。
誰かが言った。
「こんなに楽しいの、久々でした。
やっぱ、みんな揃うって最高ですね」
みんながニコニコしながら頷いてるのが、とても微笑ましかった。
その光景は、まるで部活帰りみたいで。
33歳なって、こんな景色を見ることができるなんて、僕は思ってもいなかった。
青春かどうかって、多分年齢で決まるんじゃない。
周りに、仲間がいるかどうかで決まるんだな。
それに気付けた日だった。