アラサー男子の僕にB'z「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」の歌詞が刺さり過ぎる
この曲、何気にB'zの中で一番卒業ソングしてるのでは。
ジャンプの名作アニメ「地獄先生ぬ〜べ〜」の主題歌なんですが、実は書き下ろしではなく。
でも、歌詞が友情や夢を歌ったものなので意外と親和性がある。
これ、聴くたびに思うんですけど。
冒頭の歌詞、マジですごくないですか?
こんな優しい歌詞、他にあんまり見たことない。
うまく表現できないのがもどかしいな。
なんだろう。
夢は誰にでもあるもので、時間がなくて見つけられないだけっていう稲葉氏の考え方がすごく人間的で。たくさんの人に寄り添っている感じがするんですよね。
この曲はBメロがないため、一気にサビへ。
いささか強引な気もするけど、繋ぎのギターが良い仕事をしています。
この曲、やっぱいつものB'zより歌詞が全体的に優しいですよね。
「未来は絶対に明るい」とかじゃなくて、「そんなには暗くない」っていう辺りがやっぱ稲葉氏だなって感じ。
うまいなぁと思うのは、曲中で「愛する友の言葉」がどんなものか明言されていないことですね。
サビ締めで歌われている力強いフレーズだけど、言葉を限定しないことでより幅広いリスナーに刺さるようになっている。
2番冒頭の歌詞。
すごいなーと思うのは、この僅か3行で青春を表現していること。
青春って複雑なものなはずなんだけど、その中の大事な要素がここに凝縮されているんですよね。
2番サビのフックになっているのは”ユルギナイチカラ”というワード。
1番で使われたのは”ミエナイチカラ”だったので一文字増えているわけですが、この違和感が実に心地よく。
Bメロなしで展開が少ないメロディラインを飽きさせず聴かせることに寄与しています。
「何故に 気持ちは ずっと後にならなけりゃ伝わらない」という一行も何気に名フレーズ。
サビメロをアレンジしたギターソロに続くラスサビ。
「そばにいても離れていても」、「何も大したことじゃない」。
なぜなら「ミエナイチカラで誰もが強く繋がっている」から。
シンプルだけど、骨太で力強いメッセージ。
ラストのフレーズも泣ける。
「昨日今日明日」っていうのは、言い換えれば「過去現在未来」ってことで。
「笑顔のあなた」が昔も未来もずっと心の中にいる、と。
シンプルですけど、めっちゃ美しいメッセージじゃないですか?
最後はこのフレーズの繰り返しなんですけど、本当このくだりがアラサー男子には刺さるんですよ。
訳すと、
という意味。
学生時代の友人や部活の仲間がこう思って同じ空の下で頑張ってるなら、俺も強くならないとなぁ、って思っちゃう。
仕事に疲れた時、恋愛で傷ついた時、前に進めない時。
聴いてみると励まされる名曲です。
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