夏って切なくなるアニメが多いよね
夏のアニメって、ノスタルジックなものがめちゃくちゃ多いですよね。
確かに、だだっ広い空と入道雲を眺めているだけで切なくなるし。
水面に反射する日差しとか新緑、夕暮れを見ると反射的に夏休みを思い出しちゃいますよね。
これ系のアニメの走りって、スタジオジブリの「海がきこえる」なんじゃないかなーと個人的には思っています。
冒険やファンタジー要素が全くないし、青春ものだと「耳をすませば」があったりしてジブリの作品の中だと影が薄い方ですけど。僕はこの作品の雰囲気が好きなんですよね。
あとは、細田守監督の「時をかける少女」とか。
過去にレビューを書いてますけど、これも名作ですね。
ストーリー的にも画的にも、青春の切なさが詰まっている。
個人的には、未だに細田守監督作の中ではこれが最高傑作だと思っています。
「サマーウォーズ」も好きなんですけど、どうしても「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」の焼き直しに思えてしまって。
まあ、この2つも夏休み感の強い非常に良い作品なんですけどね。
テレビアニメでいうと、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」とか「あの夏で待ってる。」が夏の青春ってイメージ強いですね。
「あの花」はノイタミナでも屈指のヒット作だし、映画化や実写化されたので知名度が高いと思います。
「あの花」は、第1話のクオリティが恐ろしく高かったのが記憶に残っています。
その後はちょっと尻すぼみになっていきましたけど、友情×恋愛×ノスタルジーっていう要素の尖り方で言うと凄かったですね。
あと、主題歌に「secret base〜君がくれたもの〜」をチョイスしたセンスね。この時点で、企画の成功が95%確約っていう。笑
「あの花」が始まるまで、昔のヒット曲をリバイバルして主題歌に起用するっていう発想はあんまりなかったんじゃないかな。結構革命的な作品ですよね。
「あの夏で待ってる。」は「あの花」に比べると知名度は少し落ちると思うんですけど、2022~2023年にかけて10周年でイベントやってたりして嬉しかったなあ。
ノスタルジックさや切なさに、SFという異なるジャンルを融合させてたのが攻めてて良かったです。
最近はアニメをほとんど観なくなってしまったのでアラサーホイホイみたいな作品チョイスになっちゃいましたけど、「サマータイムレンダ」とかも画的には夏のノスタルジーがよく出てましたね。
まあ、中味は全然そんな感じじゃないんですけど。
ここまで徒然と書いてきましたけど、やっぱ夏って特別な力を持った季節ですよね。
どこか切ないのに、連休多くて暇になりがちだから内省的にもなるっていう。笑
だから、夏のアニメは切ないものが多いのかもしれません。
暇な時間もあるし、こういう作品を観返してみるのも良いのかもしれないですね。