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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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#趣味

働くモチベーションだからいいの

ラッコ先生への熱意が日に日に上がっている。 久々に縫い物した。数ヶ月ぶりかもしれない。 小ぶりのマスコットを持っているのだが、顔と胴体のバランスが少し気になっていて、それを解消する目的込みでお洋服を作ってみた。 服と言っても袖無い、というか実はフレアスカートだし、レースは端にマジックテープを付けてとめているだけ。しかしゴムでキュッとなっている部分が襞襟に見えなくもないし、自立もするようになったので割と満足している。 額に傷跡のある貴族……なんか、物語が始まりそう(?)

自称アウトドア

「アウトドア派 or インドア派?」は自己紹介でよく使われる質問のひとつだが、私は結局どっちなのか、いまだに答えが出せていない。 アウトドアで想起されるようなアクティビティは苦手。 でも、1日中ずっと家の中にいるのも苦手。 これって、どっちって言えばいいんですかね? *** 休日の過ごしかたの理想としては、外出。 できれば車で遠出がしたい。 これはきっと、小さい頃によく母とドライブに繰り出していたから。 たいていは道の駅がゴールだった。 片道1時間~2時間の範

クレーンゲームは手段ではなく目的だった

ほんの昔々、ハッピーセットのカービィに惹かれつつ、あまりのフィーバーぶりに軽く冷めて身を引き、唯一無二性に思いをはせた三谷乃亜という人がおりました。 そんなある日のこと。 何の因果か、乃亜の手の中にはカービィのぬいぐるみマスコットがあったのです。 こちらはハッピーセットではなく、プライズ品。「初心者向け」と書かれた筐体で1回で見事獲得したのだ……友人が。私も1回やったけど駄目でした。 丸っこいし、こんもり積まれていたし、もう少しアームがズレていればコロンといけたはずな

そのうちピンク色を集めだすかもしれない

少しぶりにスマホ裏に挟めているカードを入れ替えた。 ガラケーからスマホに替えたての頃は「ガラケーと違ってケースで遊べるんだ! 楽しみだなあ」なんて思っていたが、割とすぐに透明ケースが至高だと思うようになった。 最初こそ「店頭にAndroid用ケースがほぼないから」という消極的な理由で選んでいたものの、どうやらケース自体で遊よりも挟むもので楽しむほうが私には合っていたらしい。いやあ、推しを携帯できる携帯って素晴らしいね。 スマホ自体が既に推しを内蔵している(ネットに繋がる

#私を構成する◯枚

先日Twitterをなんとなしに眺めていたところ、フォローしているかたがCDのジャケットを並べたコラージュ画像をアップしていた。 「#私を構成する42枚」というハッシュタグがついており、流行ってるのかしらとタップしてみたらわーっと出てきた。ブラウザでも検索してみたところ「私を」の時点で候補トップに登場。めちゃくちゃ流行ってたわ。 しかし以前からこういった企画はあって、このハッシュタグを見て思い出したのはユニコーンの『チャンガラ』(1991年、ソニー・マガジンズ)という本だ

クリームソーダ部への誘い

突然だが、私はクリームソーダ部の部長である。 ちなみに、クリームソーダ部と検索して出てくるものには関与していない(超個人的な活動なので多少の名前被りはいいか、というマインド)。だって、全国に野球部ってあるでしょう。そういうことです(?) 今回は、この場を借りて軽く部活動紹介をさせていただきたい。 ***** 正式な部員になると、三種の神器が配布される。 1つ目は「データブック」。 これは、maruman製のスクラップリーフ(86×128mm)とバインダーのセット。

熱意がページ数に勝利した

飛龍伝、読み終わりました。 (いかにも。) 予想以上のハイスピードさに自分で驚いている。2日で読み終えるなんて思っていなかったのだ。 前回も言ったように、私が観たかった舞台の原作というのが、『飛龍伝』を読む動機になっている。本当にただそれだけだったので、ここで描かれている学生運動(70年安保)についての知識は皆無に等しく……あ、ちょっとあらすじ引用しますね。 ちなみに、主人公の神林美智子は、実際に60年安保闘争で命を落とした樺美智子がモデルになっているとかいないとか。

作品が生み出された「家」の話

前回は『小さなお茶会』について書いたのだが、なぜ読みたくなったかというと、ある本を読んだからなのだった。 週刊文春編『少女漫画家「家」の履歴書』(週刊文春、2022年) 1970年代までにデビューした総勢12名の少女漫画家のみなさんが自らの半生を語った本だが、本書はタイトルにもある通り「家」という私的空間に焦点を当てている。 生まれ育ったのはどういう家だったのか、仕事をしていくなかでどんな家に移り住み、どんな家を建てたのか(20歳そこそこで建てたりしてて驚き)……当たり

背景にこだわりたくなった

初めてオリジナルのあみぐるみ人形を作ることに成功し、驚きと喜びがじんわり沸き続けている結果、約3cm浮いた状態でここ数日過ごしている。 とは言え、顔をつけると全てが台無しになりそうなのが怖いのと、単純に目のパーツを切らしているのとで、数日間のっぺらぼうのままだ。 それはそれで色んな表情が見えるので不自然では無いものの、せっかくここまでできたのだから失敗を恐れて逃げるのはナシにしたい。 パーツをどこかで調達でき次第、イメージ図の作成・顔入れ前の撮影会・心の準備を十分に済ま

原動力とモチベーション

また例のごとくかぎ針に精を出す今日この頃である。 今回編んだのは、帽子とネックウォーマーが繋がったもの。これ自体初挑戦だし、編み方もこれまでやったことがないものが多く登場している。ミスや毛糸不足というアクシデントがありつつも、足掛け2日(約7時間強)で完成に辿り着いた後、思ったのは以下の2点。 ①推し=エネルギー発生源 ②母に「かわいいぃぃ」と言ってもらいたい節がある 勉強(学生時代に限る)や好きなことに対する集中力は比較的ある方だと思っているが、かぎ針編みは少し前ま

増殖する材料を静観してみる

編み物に、というか、おまんじゅう型マスコットの衣装づくりにハマって1ヵ月も経っていないと思うのだが、早くも難点を発見してしまった。 新しい毛糸がすぐに欲しくなり、それらが完成品よりも場所をとる。 ***** 手芸だけでなく、物体を生み出す趣味について回る「材料・道具・完成品の保存問題」。編み物に関しては現状、材料についての悩みが多くを占めているが、歴が長いぬいぐるみ関係では完成品の置き場所問題が深刻になっていたこともある。 あるデザインのテディベア(フェルト製)にハマ

頑張ったリベンジの記録です

鉄は熱いうちに打て、ということで、昨日のリベンジを果たしてまいりました。 リベンジ①は、向かって右側の紺色。作り方に準じた太さの毛糸&それに対応できるかぎ針で臨んだ結果、勘に頼ることなく、手順通りに走り抜けることができました。おまんじゅうにジャストフィットする形になり、満足満足。 そして、この手応えを我が物にすべく、間髪入れずに作ったのが左のオレンジ。若干細めの毛糸だったため、1段分は編み方の傾向を考えて増やしてみたのだが(結局勘)、何事もなくサイズだけが大きくなってくれ

諦めが悪い人の再挑戦(n回目)

ご存じの方も多いかもしれないが、私は手芸を趣味の1つとしており、その中で得意としている……というか向いているのは布を針と糸で繋ぎ合わせる類のものか、布に針と糸で何かしらの絵を描く類のものであり、一方で長年の天敵となっているのは毛糸で立体物を作る、いわゆる「編みぐるみ」である(一文の長さよ)。 編みぐるみは数年前に初めて挑戦した際にいくつか完成させることができて以来、久々にやろうとしては失敗し、肩凝りと腕の痛みのみが残るという虚しさを繰り返している。女の子とクマを作れたのは、

フードの日だけどお酒の話で〆る

「今日はフードの日」だと、LINEの通知を見て知った朝。2と10でフードという、わかりやすい方の語呂合わせ記念日だな、と思った。 フードという単語をそのものズバリで使った記事は、以前一度書いたことがある。 (パーカーって、ぬいぐるみに着せると顔周りが映えて可愛いのよねえ……) しかし、一口にフードと言っても、同音異義語はたくさんある。検索して最も多くヒットしたのは食べ物のフードだった。こちらは日本野菜ソムリエ協会が制定したもの。「風土」の意味合いも加え、日本各地の食べ物