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原動力とモチベーション
また例のごとくかぎ針に精を出す今日この頃である。
今回編んだのは、帽子とネックウォーマーが繋がったもの。これ自体初挑戦だし、編み方もこれまでやったことがないものが多く登場している。ミスや毛糸不足というアクシデントがありつつも、足掛け2日(約7時間強)で完成に辿り着いた後、思ったのは以下の2点。
①推し=エネルギー発生源
②母に「かわいいぃぃ」と言ってもらいたい節がある
勉強(学生時代に限る)や好きなことに対する集中力は比較的ある方だと思っているが、かぎ針編みは少し前まで、失敗即封印するくらい、一瞬で集中力が途切れていた。しかし、今は裁縫よりも好きなのでは、と思うまでになっている。
極細の毛糸にこだわっていたのを、太めのに変えた、というのも要因の1つではある。やりやすい上に、これによって今までなんとなくで編んでいた目の構造を理解することができたのだ。
(少しだけ詳しく言うと、今まで穴が開くのを恐れて、逆に編みすぎていたみたい。だからどんどん編み目がズレたのだろう)
しかし、1番の理由はおそらく『推しに良いのを着せたいから』。好きこそもの上手なれ、とは言うが、この場合の「好き」はかぎ針編み自体というよりも、推しだったのかもしれない。
もちろん、今回の帽子+ネックウォーマーも、推し用だ。ぬいぐるみは身体が小さいので、首なんてあったもんじゃないのだが、そこは最初から胴体を覆うことにして折り合いを付けた。
さらに、服は違うが、SNSで首元に大きなリボンを付けている姿が可愛かったので、それにも挑戦。とは言っても細いリボンしか在庫が無かったため(前から知っているのに買い忘れちゃうんだ)、ダブルリボンにして大きく見せる作戦に……動画を検索し、やや苦戦しつつもなんとなく形にはなった。ありがとう、YouTube。ありがとう、投稿者様。
一方、リボンを付ける前、すなわち縫い終わり直後に着せた姿を一度母に見せていた。そのときの第一声は
「おおー……おくるみみたい」
だった。
確かにネックウォーマー部分が長すぎたし、身体のラインを拾わないぶかぶか加減だったのでそうも見える。しかし、母は本当に可愛いと思ったとき、真っ先に「かわいいぃぃ」と言ってくれる。そう考えると、この「おくるみ」は響いていないのだ。
別に自分のぬいぐるみ用なので、自分が気に入れば良いのだが、なんか物足りない気持ちになってしまうのである。ハッ……これが承認欲求なのか。
正直、私自身もフードは可愛いけどもネック部分のバランスは悪いと薄々感じてはいた。そのため、折り返してポンチョに見せようとしたし、元々計画にあったリボンでメリハリを付けようとしたのである。
そうして、満を持して再び母に「こっちの方が可愛いかも」と披露した(こうして改めて書くと、言ってもらいたい感満載だな……)。その結果は
「うん、可愛いねえ」
う~~~~~~~ん、やっぱり違ったのかしら。
いや、でも改良版は個人的に満足できたのでこれで良しとする!
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