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ロシアのインディーロック

気分が塞ぎ込んだときは音楽を聴こう!

ということで、ロシア発の音楽について少し。1995年にベルリンで知り合ったロシア人が8歳くらい年上の世代で、聴いている音楽のテイストがとても似通っていたので彼らから教えてもらったロシアのインディーロックなどが今でもお気に入りだ。

いわゆるメインストリームのヒットというよりは、アヴァンギャルドなロック調の音楽といえばいいだろうか。

АукцЫон

80年代初期にレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)で結成されたバンド。当時のレニングラードはソ連のロックカルチャーの中心地だったらしい。そこでLeonid “Lenia” Fedorovは70年代終わりからアマチュアバンドで音楽活動を始めた。1983年にAuktyonを結成し、メインコンポーザー、音楽監督としての役割を果たす。後にバンドのメインボーカルに。ステージで目立つことは特に好まなかった。

ロシアで一躍有名になった後も商業化には全く興味を示さず、大型のイベントなどにも参加することはなかったようだ。欧州やアメリカなどでも何度もツアーは行なっている。

Колибри

1988年にレニングラード(現サンクトペテルブルク)で結成されたソ連およびロシアのエクスペリメントポップ・ロックグループ。女性4人が入れ替わり立ち替わりでボーカルを務める。キャバレー、シャンソン、ポストパンクなど様々なジャンルの音楽要素が散りばめられておりボーカルのハーモニーが特徴的である。

メンバーの一人が2007年に事故で亡くなっている。バンドとしての商業的な成功は果たせなかったようだ。

Ноль

Nolもレニングラードで1985年に結成されている。結成当初はFjodor Chistjakov(アコーディオン及びボーカル)、Aleksej Nikolaev (ドラム)とAnatolij Platonov(ベース)の3人からなるメンバーだった。1987年にギタリストのGeorgij Starikovがメンバーに加わっている。アコーディオンの音色が特徴的なバンドだ。

なぜだかはわからないが、日本でもイギリスでもロシアでも気付けば80年代のロックが肌に合うらしい。

面白かったのはこれを書いている時に息子がロシアのMVに興味を示して音楽を聞いていたことだ。日本のバンドに変えた途端に向こうに行ってしまったのはなぜなのか。やはりエキゾチックなものに惹かれるのだろうか。

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ベルリンのまりこさん
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