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ちっぽけでも、人生

23時の空に呑まれて
悲観と言う言葉そのものになる
朝目が覚めてから行った選択一つ一つに
マルとバツ付けて虚しくなる
気付けば心は闇に呑まれて
体育座りで俯く
うつつを抜かした自分を嫌って
慕ってくれる仲間も忘れて
羊は1匹僕に寄り添い
慰めもせずに眠りへ誘う

閉め忘れたカーテンは役目を果たさず
眩しい朝日が瞼に刺さる
そんなカーテンに嫌味ったらしく
役立たずと言葉をぶつける
午前6時47分
体を起こして伸びをする
今日は何をしようか
眩しい空を見たからだろうか
一日を過ごす勇気が出てきた
自分を嫌って俯いたのが
暗い夜で良かったと思えた

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