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夢と向き合う「言語化」

2日目の朝は、山邊鈴さんの『夢を叶えるための文章表現』から。冒頭、鈴さんの「タイトルを訂正していいですか」でトークの核心が出た。

文章表現というよりも、自分の何気なく感じる違和感の「言語化」術について話そうと思います

私と同世代の鈴さん。中学2年生で早くも人生の「なんとなく過ごしている感」に危機感を募らせる。ぼんやりした「理想の自分像」を言語化することで、焦りが目標へと変わった。


自己内省ノートにみる言語化のプロセス

言語化とは「輪郭をハッキリさせる」ことだ。
彼女はまず、自分の感性に興味を向けた。どうして皆んなは人生に満足しているのに、私だけ不満なんだろう、と。これまでに自分の感覚にフックした出来事を時系列に並べ、その時を鮮明に思い返した。過去の決断の理由を分析することで、自分の価値観が露わになる。未来に接続する「自分の道」が見えてきたという。

見えてきた彼女の道には、自身以外の登場人物がたくさんいた。色んな人の話や情報が目に飛び込んできて、モヤモヤ頭の中に蓄積されていく。絡み合った「糸」を紙に書いて解いてみると、社会構造の歪さが違和感として浮かび上がってきた。

彼女の言語化は、次のフェーズに移る。
危機感や違和感は「感性」。それを、同じ前提を持ち合わせない人へ伝えるために、「論理」に落とし込んだ。それが彼女のnoteだった。



夢を叶える文章表現

noteへ想いを綴り、夢を叶えた彼女が「書く」ということについて語った。

一つ一つの言葉の選択が「書く」ことの本質。紙の上の自由度の高い小さな選択によって、自分の解釈、見える世界を見直すことができる。(引用者編集済み)

彼女は、海外大学入学のためにエッセイを書いた。自分の概念やキーワードを可視化したエッセイは、初心に立ち返ったり、執着を反省したりするアンカーになる。言語化することの威力が、彼女の説得力を通じてより強く感じられた。



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「アメリカの大学に進学した理由」という質問があった。彼女の回答は概ねこうだった。

「言語化」することが褒められるようになり、アウトプットに甘んじてしまう気がした。
日本という居心地のよい「共感」空間に、「成長が止まるかもしれない」という危機感を募らせた。その心地よさの壁を突き抜けるため、アメリカの大学に行くしかないと感じた。(参照者要約)


言葉にすることで、
自分の道が見えてくる。
「共感」の壁を越えられる。

言葉を選ぶ誠実さが、彼女から発せられる言葉一つ一つに説得力を与えていた。



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