見出し画像

2年間で量産された夜

ランチを食べた後、オフィスの周りを散歩しながら、高校の時の夏休みってどう過ごしてたっけ?と考えていました。
具体的な記憶は全く思い出せないのですが、何だか情緒的で懐かしい気持ちになったのが不思議でした。
今まで記憶があって感情が喚起されると思っていましたが、もしかしたら感情そのものが記憶されていて、そこに紐づく具体的な記憶は抜け落ちていることもあるのかもしれないなぁとか考えていました。
或いは、シンプルに「高校生」×「夏休み」からエモーショナルなイメージが勝手に想起され、あたかも自分が経験したかのような錯覚に陥っているだけかもなぁとも思いました。
実際はエモエモな夏休みなど一切過ごしておらず、家で横になりながらアイス食べ、スペースシャワーをずっと見ていただけかもしれません。
いずれにせよ、知らぬ間にありふれた日常が欠損していくのは少し悲しいなと思い、自分の記憶はあてにならないので、noteに記録しておこうかなと思いました。

ある日の仕事終わりです。

23時、仕事が終わり、大きな息を吐きながらパソコンを閉じる。
周りを見るとまだ数人オフィスに残っていて、パソコンのタイプ音が響いている。
デスクの上の菓子パンの空袋を飲み終わった紙コップにくしゃっと入れる。
トイレに行く途中、ゴミ箱を開けると誰かが捨てた書類が見える。
「結論を先に言う!」と書かれた付箋が貼られている。
1年目の最初に、毎日上司に言われたフィードバックをエクセルにまとめていたことを思い出す。
その付箋の上に落ちないように、そーっと紙コップを捨てる。
廊下に出ると無人の掃除ロボットが「ただ今清掃中です」を繰り返しながら真っ暗な廊下を行ったり来たりしている。なかなか怖い。
トイレを済ませ、デスクに戻り、リュックにパソコンや周辺機器を詰める。
再び廊下に出ると相変わらず掃除ロボットが行ったり来たりしている。
エレベーターを待つ間にイヤフォンを付ける。
若林と春日の笑い声が聞こえる。
この時間帯の大手町の地下は残業終わりの無感情早足サラリーマンと飲み会終わりの赤面千鳥足サラリーマンが多い。
大手町の東西線ホーム9号車1番ドアの前の自販機でいちごみるくを買い、電車が来る前に一気に飲み干す。
普段飲むと甘すぎるけど、脳が疲れてる時に飲むと震えるほどおいしい。
電車の中で溜まってるLINEを返し、Twitterとnoteを見る。
昨日も返信するか迷って未読スルーしたLINEを今日もスルーする。
東陽町に着くとスカイツリーの見える道路の右側を歩く。
セブンでスモークタンを買って帰る。
家に帰ると靴下を脱いで思いっきり洗濯機に投げ入れる。
NETFLIXかYoutube見ながらスモークタンを食べる。
シャワーを浴びて寝る。

書いてはみましたが、自分でも何がしたいかよく分からなくなってきました。
とりあえず金曜日もがんばります。明日は絶対サウナ行くぞう!

いいなと思ったら応援しよう!