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「自分へのダメ出し」を「ねぎらい」に変える
「子供の頃、”いい子” だった人は、自分の感情を抑えて生きてきたから、
自分のやりたいことが、わからなくて、大人になってから苦労する」
みたいな話を聞くと、
私も、両親を困らせたくない、”いい子” でいることが、いいことだ、と思ってずっと生きてきて、ある時、”自分のやりたいことがわからない!” と気づいてショックを受けたので、
「そうなんだよね!」と同意する気持ちと、
そう言われると、自分がダメなことをしていたような気持ちになってしまい、「そんなことをしていたからダメなんだって、言われたくない!」と反発する気持ちと、
両方を感じる。
「よく、そうやって頑張ってきたね!」
「その時は、そうすることが必要だったんだと思うけど、
今はもう必要ないから、今度は、自分が心から望んでいることに、意識を向けて見よう」
そんなふうに言ってもらえたら、「私は、ダメなことをしていたんだ!」と
自分を非難しなくて済む。
それを、まず、自分が自分にしてみよう。
自分を「ダメ出し」することを、止めてみよう。
「だから、ダメなんだよ!」と言っていたら、
”いい子” でいようとしていた昔と同じ土俵の上にいる。
「よく頑張ってきたね!」と、受け止めて、認められたら、
心が癒されて、別の土俵に移ることができる。
「自分のダメ出し」を止めることが、
「いい子」でいることからの脱却につながるなあ、と思った。