あなたは、どうしたい？

「今は、そんなことをしている場合じゃないでしょ！」と思って、
ずっと、ずっと、気になっていたけれど、後回しにしてきた、
本や書類や部屋の片づけに、
いよいよ「毎日少しずつなら、いいよね」と、自分に許可して、
手を付け始めたら、
10分だけのつもりが、ハッと気づいたら、1時間も経ってる！

片づけ始めると、これも、これもと気になって、ついつい手を出してしまった。
あ～あ！　またやっちゃった！
「目の前のことを、ちゃんと片付けたい」欲求の強い私は、
また、その欲求に振り回されちゃったなあ、と反省。

「”目の前のことを、スッキリ片付けて、気持ちよくなりたい”  欲求ばかりを満たしていたら、本来自分がやりたいことが、できないでしょ！」
「やりたいと思っていることは、どうするの？」
と、詰問調の言葉を、自分で自分に投げつけて、
シュンと、気持ちが沈んだ。

いやいや、待てよ、そう詰問するんじゃなくて、
「やりたいと思っていることは、”どうしたい？ どんなふに進めたい？” 」
そんなふうに自分に問いかけたら、ふわっと気持ちがふくらんで、
「そうだなあ」と、想いを馳せながら、心がわくわくしてきた。

「自分に、どう問いかけるかで、こんなに気分が違うんだなあ」と思った。それなら断然、「あなたは、どうしたい？」という質問を、
自分にも、人にも、する方を選びたい、と思う。