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春の足音 #あの記事の後日談

節分が過ぎ、立春が過ぎ、バレンタインデーが過ぎていった。
あと少しで猫好きさんの喜ぶ日がやって来る。

2月が“逃げる”、いや、すり抜けていく。
一日ずつではなく一週間飛ばしで進んでいる感覚に陥る。

この間ふと俳句を詠みたくなり、浮かんだ情景にはまる言葉を探していたら、こんな言葉を知った。

“春浅し”。

暦は春を迎えてもまだ冬の気配が残っている、2月上旬から半ばごろまでを指す季語のひとつらしい。

立春を過ぎて数日は、たしかに冬らしい寒さを感じていた気もする。
でもこのところ4月並みの暖かさが続き、せっかく覚えた“春浅し”を使う機会がないまま下旬に差しかかろうとしている。

関東で早めの春一番が吹いた、と数日前ニュースで報じられていた。
上野公園の寒桜かんざくらは、すでに一部が散りはじめているという。

近所の梅の花は、慎ましやかな白と艶やかな紅色が、陽光を吸って穏やかにほころんでいる。
公園の池のカモたちは、真冬のころは首を羽根にうずめ一寸も動かない姿が印象的だったが、今は池のふちをのんびり歩いたり並んで泳いでいたりと、ずいぶん活発になった。

花粉情報にも注意を向けながら、このまま早めの春を迎える準備を......と思っていたら、“寒の戻り”がやって来るらしい。

天気も下り坂で、向こう一週間は雨予報。
満月に向かって膨らむお月さまも、その恋人のオリオン座も当分見ることができない。


気温に天気に振り回され、上がり下がりが多く落ち着かない2月。
私の心もようも、同じ。

実は今月、個人的に嬉しい春が訪れた。

先日受けた試験の、合格通知!

合格の二文字を認識した直後、素直に「やったー!」と声をあげてしまった。

一度目の受験で落ちてから、反省して勉強し直し、二度目は自信や手応えが十分にあった。
それでも「もしかしたらまた......」という不安に駆られながら発表までの期間を過ごし、ようやく安堵する結果を得られた。

努力したことの結果が実るというのは、純粋に嬉しい!

ただ、得られた資格をどう活かすかはこれからの私次第。
計画を練り、準備を進めなければと焦りも感じている。

喜びと不安のジェットコースター。
でも、乗るのを選んだのは自分。
降りたくない、絶対に。

本物の春を迎えるために、伸ばしかけた根をさらに張って、小さくても芽を出せるよう、いつかは花を咲かせられるよう頑張りたい。


今までのnoteで試験のことをちょこっと書いていたので、今回その続きとして、合格の報告をさせていただきました。

虎吉さん、素敵な企画をありがとうございます!


私のnoteを読んでくださる皆さん、いつも温かく見守ってくださる皆さん、本当にありがとうございます!

皆さんに素敵な春が、訪れますように。





試験についてちょこっと書いた過去の記事。



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