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読んだ本紹介【7月】

1.自分を整える 永松茂久

「人は話し方が9割」で有名の永松さんの新作(新作といっても昨年の7月に初版刊行)である本書。

もちろん私も「人は話し方が9割」は読んだ。その時の論理的な解説さと文章の読みやすさに当時はまだ読書初心者だった私は感動したことをぼんやりと覚えている。

見覚えのある表紙だけど言葉と文字の色が異なる本書。
「自分を整える」
シンプルにこのタイトルに惹かれて手に取った。

ミニマリストまではいかなくとも物や余計なことは少なくしたいと考えている私には副題の”手放して幸せになる40のこと”も刺さった。

ミニマリスト系の書籍は何冊か他にも読んでいるので、それらと似たことも書いてあったがそれだけ大事なことなのだと改めて実感できたり、似たような内容でも松永さんなりの理論で解説されていることもあり新しい解釈をすることもできた。

「人は話かたが9割」と同様に構成も読みやすくなっており2日で読み切れた(読むの早い人なら半日くらいで読み切れるのではないか)。

内容が面白いことはもちろんだが、読者がストレスを感じずに読めるページの構成も重要だと改めて思った。

内容について、人間関係、身の回りの物やお金、見えない将来への不安など人を見出す要因は今の社会には溢れている。

それらに振り回されないようになるために日頃からつける小さな習慣や起点となるような行動を松永さんの経験を基にあれやこれやためになる事ばかり。ぜひ読んでほしいので中身はこの辺で止めておく。

改めて、より自分を整えていきたい。と思った。

2.流浪の月 凪良ゆう

久々の小説。
恋人が絶賛していた凪良ゆうさんの作品をようやく。
「汝、星の如く」で本屋大賞を受賞し今最も人気のある作家と言っても過言ではないほど人気を集めている。

大まかなあらすじ

変わり者の親を持ちながらも家族の存在が大好きだった小学生の主人公が父の死と母の蒸発を経験し親戚に拾われた先で不満の生活を強いられていたある日、近所の公園に現れた男の家についていくことに。
その男は小児性愛者(ロリコン)だった。
しかし、2人は何事もなく暮らしていただが世間はそれを受け入れず誘拐事件として男は逮捕され2人は別々に。
そこから数年の時を経て別の街で再開することに。
2人だけの間にある真実を知る人は周りにはおらず世間は誘拐事件を蒸し返すことに。

私なりに要約

本書のテーマ「真実と事実は違う」
2人は自分たちの気持ちに従い関係を築いたが、世間はそれを断片的な事実としてしか判断しなかった。

「真実などない、そこにあるのは解釈だけだ」
というなんだか今の複雑な社会にも言えるようなことを本書を通じて学ぶことができた。

本書の面白い点として物語の視点が登場人物ごと章によって別れているのだが、そのバランスがまだとてつもなくアンバランスなのだ。読んでる時は気にならなかったのだが、ほとんど主人公視点で進んだ最後に男の視点でも書かれていてしっかりと物語を回収できた。その点が最後の読み終えた感触が良かったことに繋がっているのだろう。

3.シン・未来予測 ひろゆき

前情報なしに図書館で目に止まり手に取った。
定期的にこういった社会科学系の本は読みたくなる。

現在から未来にかけた日本の情勢を分析しひろゆき節の感情抜きに本質を捉えた提案と予測が詰まった本書。暗い日本の未来にどう生きるべきか特に私のような若い世代は考えさせられるし、事実を知るべき読むべきだと思った。

各チャプター、現代社会の中で重要な問題がピックアップされてるので内容も面白くテンポ良く読めるのも若者向けなのかもしれない。

ここからは完全に私自身の話ですが、読書を通じたインプットに偏りすぎてきたので、今後は知識を得るだけでなくもっと行動してアウトプットの量を増やしていきたい!増やしていく!

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