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アヒルと鴨のコインロッカー




yuzuです


アヒルと鴨のコインロッカー



久しぶりの伊坂幸太郎さん作品


なんかねぇ
これは結構前から
まず「アヒルと鴨のコインロッカー」
という名前が気になってたものです
※皆そうでしょ?気になるでしょ?これは


だってアヒルはなんとなく分かるけれど
(単純に鳥類繋がりだけだけれど)
コインロッカーって

なんで鳥類にコインロッカー同居させたの
(いやもしくはアヒルと鴨がコインロッカーに
巣を作って暮らしてる話?とも思った)


そんな感じで気になっていた本でした
どんな気になり方だよって話ですが
どんな気になり方でも気になったら
読むしかない、それが本ですよね



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NO ANIMAL WAS HARMED IN THE MAKING OF THISFILM
(この映画の制作において、動物に危害は加えられておりません)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
映画のエンドクレジットによく見られる但し書き


文頭は上記から始まる

NO ANIMAL WAS HARMED IN THE MAKING OF THIS NOVEL


締めくくりは上記で終わる


英文など気にも留めずに読み始めますと
ははーん、そーゆーこと、となります

けれど、犬や猫が家族の一員だと
一員じゃなくても動物好きだったら
気分を害する記述があります

なので最後のページの
NO ANIMAL WAS HARMED IN THE MAKING OF THIS NOVEL
って書いてあったくらいです


流石、伊坂幸太郎さんといった内容でした
途中から
「あ、そうだ、この方の作品は
あらすじとか冒頭に出てくるフラグを
いかに推理できるかだったな」

と思い出しました


是非、読んでいただきたいので
ネタバレはしたくないですが
ざっくりとした説明をすると

同じ登場人物たちによる背景と
時代の異なるふたつのストーリーが同時展開していき
2年間の隔たりを行ったり来たりする
そして最終章に向かって
並行していた2本の線が近づきそして重なり
ジグゾーパズルの最後のピースが
ピタッとハマる感じ

の本です
(とゆうかこれが伊坂さん作風ですね)

お話自体がどこか淡白なところが
個人的には好きです
感情があまり載っていない、といいますか
言い回しも、選ぶ言葉も
敢えてそれを選んでいるという感じが
私はどこと無くして好きです
文学的な趣を敢えて無くしてる作家とは
作家としては珍しいですよね


好きな言葉が結構ありまして
読んだ人にしかわからない言葉ですが

「裏口から悲劇は起こるんだ」
いやぁ色んな意味を含んでて
妄想が捗りますよね
本を読んで無くても好きな言葉です
作中では大事な意味を持つ言葉です


「神様を閉じ込めにいかないか?」
神様を信じているわけではないけれど
閉じ込められたら少し生きやすくなる人がいるのでは?
と思うところもあり好きですね
(でもまぁ神様は人間が生きやすくなるために
創り上げた背景がありますからなんとも言えないですが)
あと、これは本を読んだからですが作中で言う
〝神様〟が好きでした


他にもあるけれど
キリがないので特に好きだった2つで




伊坂幸太郎さんにハマったことがあって
読んでいたんですが
忘れているものが多いでしょう
とのことでまた今購入した本を
読み終えたら手を出そうと思います◎


あ、因みに
とっても気になっていた
コインロッカーとは?
という内容、明かされた時は
なーるほど!そして演出が好き!
となりました

きちんと理由があった〜〜
(当たり前ですが)
鴨が巣は作っていなかったです
(当然ですが)



基本的にこの本を読んでいるときの
BGMはボブディランの
Like a Rolling Stone

風に吹かれて
でした

落ち着くけれど
タイミングや環境によっては
心がざらめくような歌声です


本を読むことは即ち
学びを止めないことに繋がると思っているので
辞めたくても辞めなちゃいけないなと思います
知らない単語もまだまだまだまだ
たくさんありますしお寿司

それを調べて知っていくのも
読書の醍醐味ですね


次の本にブックカバーも装着したし
明日から読み始めよう〜〜楽しみです☺︎


それでは、また




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