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=読書感想文= やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法

妻が「みんなのおうちごはん」に置いてあるのを見て購入したらしい。
これを読んだ妻が面白いよっと勧めてくれました。

食堂ねーへぇーと言いつつ、その表紙をめくったらその瞬間に目に入る言葉

「あなたの行動にブレーキをかけるのはただ1つ、あなたの心だけなのです。」

この文を見て読まずに入られませんでした。
新しいことをしたい、しなくては、でもなかなかできない。
どうしようというジレンマに日々悩んでいた時に出会いました。

そういう方におすすめです。

–この読書感想文の読み方–

本の中から、気になった言葉(文章)を引用しています。「 」の部分です。
本を純粋に楽しみたい方は、ここを読まずに本を入手されてください。
「→」は、私の感想や著者への独り言です。

いわゆる要約や、それに伴う時短を推奨するものではないです。
読んだ人によってそれぞれ心に刺さるポイントが違うと思います。
読んで見たいと思ったら、実際に読んで、斜めでも、深読みでも
何でもしていただき、再びこの文を読んでいただき、
私の着眼点との相違を楽しんでもらえれば幸いです。

そして、あなたの新しい発見や問題の解決のヒントになったら嬉しいです。

—スタート—

まず、冒頭からやられます。

せかいさん(著者)に新しいことを始めたいと相談に来る人の多くの人が同じアイデアばかりとのこと。

それは、
「人がつながる・地域を活性化」

こっちの方が世間受け良さそうだ。無意識に世間受けすることを選んでいるとのこと。

なんと、まさにその通り、最近方向性を考えていたら、「人がつながる・地域を活性化」をしようと思っていた。
でも、言われてみたら、本当にそれが楽しいのか、大好きでずっとそれやっていたいのか、自分しかできないのかと言われればそうではないかもしれない。

最初から鼻っ柱を折られます。

「あなたがこの世の中に軋むように感じる違和感をヒントに皆が理解できるレベルまで落とし込み、そのイメージを描いて行けば、必ずそれはあなただけのあなたにしかできない取り組みなるはずです。」

「他でもない自分がやりたい理由を考えなくてはいけない。」

「自分がやりたいことを掘り下げる。どんなに小さくても絶対に実現したい絵が書けるかで目標の実現強度が変わってくる」

「なぜ飲食店にはメニューがあるのだろう。」
→常識を疑う、当たり前を解体、再構築する。

「大切なのはお客様が満足すること。ならメニューがなくてもお客様が何を望んでいるのか聞いてそれを調理すればいい。」

「誰も得してない当たり前を見つける。」

「当たり前の呪縛にとらわれて、自分がしんどい思いをしてお客様も大してハッピーになってないのであればそれはバッサリと見直すチャンスのかもしれません。」

「求められていない苦労はただの自己満足にすぎません。」

「あるもので考える。」
→ないとできないと思い込んでいないか、本当にないとできないか、他にできることはないか。

「それではいけないと思い込んでいるのはお客様なのか自分なのかをはっきりさせる必要があります。」

「やる量ではなく時間を決める。」

「時間は本人の意思とは関係なく一定に進みます。時間で区切りをつけたほうがヨーイドンで集中せざるを得ないのです。」

新しいことをやるとき

「基礎である(すでに世の中あること)を徹底的に学習することによって(新しいこと)が成功する確率が上がるだろうと確信していた。」

「スタート地点が低くても、どれだけそこからつめこめるかで結果変わってきます。」

「既存を徹底的に学ぶ事で知識が増え、独創的な(新しいこと)が可能になります」

「誰も感動させられないサービスは、このように求められていない独りよがりのサービスです。」

話しても伝わらない理由

「言語化できていないから
わくわくするレベルまで絵をかけていない」

「何時からやるんですか?」
「屋号なんですか?」

「これらを答えられないようであればまだ絵がかけていない」

「ひらめくのはひらめくまで考えるから。」

「思考がジャンプするまで情報を頭にインプットする。」

「知らないことを思いつきません。」

せかいさんはネーミングを考えるとき2時間を1目安に図書館に通い辞書ひきまくるそうです。

「何万という単語を収録してこれはという単語を見つけ出しているということ。」

「真似は必ず劣化する。」

「800円のサービスを真似て800円の商品を出しても同じものにならないという事です。4000円を真似た800円だから価値がある。(5倍ルール)」

「身銭を切って勝ち目のない価格帯のものになじむことで同じ価格帯のライバルに差をつけることが出来ます。」

「人と話すとき、質問を積み重ねることで精度を上げ、情報をキャッチアップする。」

文章の書き方

「不特定多数に向けて書くメッセージだからこそ、このメッセージが私のために発信されていると読んだ人に思ってもらうことによって、結果として大きな反響に結びつく。」

「良い文章にたくさん触れることが大切。三島由紀夫の金閣寺など。」
→読んでみたいリスト行き

「読んだ人にどんなプラスがあるのかそれを考え続けることで結果として自分にもプラスが帰ってくる。」

「人付き合いでいちばん大切にしていることは細く長く付き合う」

「人と人とはそんなにすぐ打ち解けあい友達になれるのでしょうか?私の中で友達とは、3歩進んで2歩下がるような一進一退を繰り返しながらグラデーションを重ねていく間柄を示す言葉です。」

その他、重要に感じた文章

「2017年現在、女性は年代関係なく、母、妻、仕事(好きなこと)の3つを持っていることを求められる風潮が強いことを感じます。子供を産んで少子化解決に貢献し、働いて国に貢献し、家庭でも良き妻となって夫に貢献す・・このような難易度の高いパフォーマンスを求められているように感じる。」

こういう風に感じる人は多い気がする。ただ、年代に関係なくという感じはしない。実家のお母さんは、お金に困っているわけではないのにどうして働くの?というから。

つまり、ちょっと前の世代まで、母、妻を専念するべきという風潮だった。
男性は、仕事と少々の父と夫を専念したのかと思う。8:1:1 くらいの比重。

そして、これは男性にも言えると思う(男性目線)
最近は、イクメンにしかり、父、夫、仕事の3つをバランスよくこなして当たり前という風潮。亭主元気で留守がいいという風潮は終わった。

人間、2つくらいならなんとか同時に両手でできる。しかし、3つ同時は厳しい。
耳も手も目も二つしかない。

母、妻、仕事(女性)仕事、夫、父(男性)家庭内の狭い空間で、それぞれが気負いそれぞれが必要以上に頑張る。これはこれでいいのかもしれないけど、これをもっと広く考えてもいいのではないかと最近考える。

ご近所、お友達等々、、、

最近香港の友達が、生後半年の子供を友達に預けて日本に旅行に来た。
信頼関係あってこそだけど、日本では、それ以上にそんなことをしてはいけないという考えがある。

預けられた友達は、久しぶりの赤ちゃん可愛かったーとか、来た友達は、夫婦で旅行はやっぱりいいーとなる。

事故があったらどうしようなど、あれもこれも考え出すとできないのが自分たちだけど、、、
でも、起きてもいないことを永遠無限ループのように考えていいのだろうか。

これについては、また後日ゆっくり考えたいと思う。

最後の出口治明氏との対談がまた面白い

「時間、能力、資源は有限。大事なこと以外しない。やる量ではなく時間を決める。」

「人間は怠け者。ルールを作ってしまえばあれこれ考えないです。決めたらやる。例外を作らないが重要。」

「人が本当に自由になるには常識を全部疑ったほうがいい。常識を疑うには、既存を徹底的に学ぶ必要があるんです。」

以上心に残った言葉でした。

本当に素晴らしい本でした。この思考の切り口、解決方法、徹底した勉強、努力。何かしたいけど、なかなかできない、こんな環境だからできないなんていうのは、この人から言ったら何も行っていないに等しい。

ただ、自分がやってきたこともそんなに間違っていなかったとも思いました。写真を始めるのに、徹底して著名写真集、本、雑誌を読んで、撮り始めました。

趣味の手打ちそばも教室を持てるようになりましたが、徹底して、本を読み、打ち場を外に見えるにようにしているお店は喰いるようにみて、名人級の技は、徹底して、youtubeを見て真似しました。そして、ひたすら打つ。

しかし、この人のレベルには到底行っていない。

そして、本当にやりたいことの絵がまだ書けていない。
掘り下げたいと思います。
どんどん絵を書いていきたいと思います。

–終わり–

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