=読書感想文= 人生の教養が身につく名言集―「図太く」「賢く」「面白く」 出口 治明 (三笠書房)
この本を読んで、読書感想文のあり方について、考え直しました。
私の読書感想文は、後で見たときに、記録として、どの部分に惹かれ、それに対する自分のコメントや考えたこととして、書いていました。しかし、この本の中には、
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「勉強する」、あるいは「学ぶ」という人間の行為は、インプットとアウトプットがセットになっているのです。
インプットしたままの他人の言葉ではなくて、それを自分の頭で 咀嚼 して、自分の言葉に引き直して言語化する。その作業を経ることによってはじめて、自分の頭の中の「情報のタンスの中の引き出し」(自分の辞書)を整理することができます。
インプットしたら即刻アウトプット(言語化)をする。 巷 にはさまざまな勉強法が存在していますが、これこそが、確実に力がつく一番の方法なのではないでしょうか。
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と書いてありました。確かにその通りです。私も勉強したものを教えたり、書いたり、実行したものが身になっています。
ということは、本を読んで、自分の頭で咀嚼して、アウトプットするのが、読書感想文と言えると思いました。
続けられるか、続けるか、わかりませんが、この本からやってみたいと思います。
この本は、読書好きの著者が、今まで読んだ多数の本、今まで聞いた多数の名言から、選りすぐりを原文や原書を交え、著者の咀嚼した解説が書いてあります。長年読書してきた年配の方はともかく、若い段階でこれだけの書籍に触れることは困難ですので、この本に触れることによって、間口がとても広がると思います。ここから、気になった本や、言葉を掘り下げていくといいと思います。
著者のいい言葉や、いい本の紹介、たくさんありますが、1番気に留めた言葉だけ残します。
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「人間には学ぶ方法が3つある」ということ。 それは、人、本、旅の3つです。
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人から学ぶ
一番最初は親から始まって、人生を進むにつれて、たくさんの人から学びます。こんなに影響を受けるものはないです。
本から学ぶ
座っていながら、移動しながら、過去、現在の偉人賢人の知恵、ノウハウを比較的短時間に勉強できる本は、とても大きい学びです。ただし、読んだだけでは、効果が薄いです。
旅から学ぶ
ある意味、実地実行ですね。移動してそこにいく。実際のものを見る、感じる、触れる。これは大きく学ぶことができると思います。
この3つを意識したいと思いました。
いい本です。自分の世界を広げたいときにおすすめです。
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