【古代浪漫】草薙剣から広がって、天照の正体について考えています
伊勢巡りの前に名古屋で降りて熱田神宮に行きまして。
そこで小さな祠の古ぼけた木札にに「曽志茂利(曽尸茂梨)」と書かれたお社に出会いました。
こちらが素戔嗚の別名であることがわかり、さらに境内を巡る中で、摂社の「上知我麻神社」の両脇にまるでその社を守るように建つ大国主社と事代主社を見かけて。
なぜ出雲の神様が熱田神宮の一族(尾張氏)を守るの?
と不思議に思いました。
神宮(天皇系)であるはずなのに、出雲大社にある八百万の神様をお迎えする的な社もあり。
全体的にまるで出雲系の神社の印象があって。
気になって帰宅後に熱田神宮と出雲(素戔嗚)を繋ぐ草薙剣を調べてみたのですが。
これがまあ、謎だらけ。
草薙剣を現在保管しているのは尾張氏。
持ち主の日本武尊が、妻の尾張の姫、美夜受比売に預けたことによる。
他に、天武天皇が「草薙剣に呪われている」と言い出し宮中から出した説もあって。
そんな天武天皇は、壬申の乱の時に吉野から尾張に丸腰で逃げ込み援助してもらうも、記紀にその記述一切なし。
天武天皇が勝てたことにかなり大きな貢献しているのに、なぜ?
ちなみに天武天皇は壬申の乱の時に「伊勢に祈って」勝てたと喜んでいた記述があるも、その頃の伊勢神宮には天照は祀られておらず、小さな社しかなかったとされる。
え?
だって伊勢に倭姫がいたわけだし、伊勢神宮は天照でしょ?
よくわからない。
じゃあ誰に祈ったの?
んんん?
肝心の熱田神宮に関しては、尾張氏の姫が産んだ皇子が天皇になるなど、天皇系であるはずなのに表に出ることが少なく虐げられているイメージもあるし。
因幡国(鳥取)にも尾張氏がいるので、出雲とも関わりありそうだし。
うむ。
同時に伊勢神宮のことも調べていたら、「尾張氏は実は皇室より歴史を持つ海部氏のことである」と書いてあるのを見つけて。
そもそも尾張氏は、『日本書紀』によると天火明命(あめのほあかりのみこと)を祖神とし、天忍人命から始まるとされ、後に海部氏と物部氏に分かれたと。
めっちゃ重要な一族じゃないですか!
なぜ今まで気づかなかったのか!
わたしのバカ!
(秦氏と蘇我氏のことばかり見ていたから?笑)
にしても表舞台に出ていない印象。
伊勢のことだって天照は本当は男の神様とか(なんか知ってた苦笑)。
調べれば調べるほど、触ってはいけない方向に行きそうな気配(笑)
日本の歴史の闇が深いですからね😅
神社、神様、その辺のことの歴史深く探ると、必ず、あの方々の闇的なものが見え隠れしてきて、これ表で書いていいんだっけ?となる(苦笑)
何度も書いていますが、私はやんごとなき方々のこと嫌いじゃないんですよ。
むしろ世界で最も歴史の長い一族であり、そんなにも長く王朝が続いているこの国のことを誇りに思っているくらい。
でも始まりの頃を探るとやたらに出てくる恐ろしい話。
「三つ指をつく」の真の意味的な記述を読んだ時、貧血おきそうになったもん。
あれは「絶対服従」の意思を示すもので、残りの二つの指は、刀や弓を使うために必要な親指と小指。
そして、なぜ「三つ指しか」つけなかったのか。
怖すぎて泣きます。
そんな記述を見つけるとそっ閉じ(汗)
やんごとなき一族に限らず、もともとそこに住んでいた人たちからどんな「残虐な」方法で土地を奪ったのか。
そんな話が出てきてしまうの。
そして思う。これはファンタジーとして探っていきましょう、と(苦笑)
とにかく調べれば調べるほど、なんか怖い話が浮かんできて。
まだいくつかのピースを見つけた段階ですが。
伊勢を巡った上での天照に関して個人的感想としましては。
その正体は諸説あるけれど、
「二見興玉神社」に行って、
ああ、太陽の神なのだねぇ、と思いました、かな。
二見興玉神社の方が内宮より好きでした。
好きって言い方はあれだな。
内宮は素晴らしいし、かなりのパワスポなのですが、ずっと正装で姿勢を正していなくてはと感じるのですが、二見興玉神社と、別宮ではダントツ美しい気が溢れていた瀧原宮が好き。
なんなら、女神が実際にいるのはここ(瀧原宮)じゃね?
内宮外宮とも、荘厳なる神を感じたけれど、女神オーラは見なかった気がするし(妄想です)
と思いました。
来月は茨城のパワスポと東海道巡りするので、そろそろ調べるのを一旦やめて、旅行記書いちゃわないと!
それにしても旅は本当に楽しい(終わったあとのまとめや考察が何より大好物)
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