天狗焼きを食べに札幌から高尾山に行った話
パワースポットにはいつもおいしいスイーツがある
「そこにおいしいスイーツがあるのなら、とりあえず食べておけ」という話しです。
ある日、私が主催しているパワースポットのLINEグループで、
「北海道神宮の判官様のように、神社仏閣で出しているスイーツを知りませんか」と書き込みをしました。
すると「高尾山の天狗焼はとてもおいしいですよ」とレスを頂きました。
早速ネットで調べて、そのフォルムを見た時から、天狗焼のことで頭がいっぱいになる私。
ああ、高尾山に登って、どうしてもこの天狗焼を食べたい!
そうして私は10年ぶりに、飛行機に乗って旅に出ることにしたのです!
いざ高尾山
東京都八王子市にある高尾山。誰もが知る関東屈指のパワースポット。
ということで、地元に住んでいるパワースポット好きな方々と登りました。
何度も登っているYさんの案内がなければ、羽田からモノレールに乗って浜松町駅で降りた私が、そのまま無事にここまでたどり着けなかったかもしれない。
何なの、新宿駅。
ダンジョンと呼ばれていると聞いていたけど、確かにダンジョンだった。
ああ、高尾山、高尾山。やっと着いたよ、高尾山。
そして、なぜにここにさぶちゃんがいるの?
北海道出身の北島三郎のパネルを見ながら、リフトで中腹へと進みます。
リフトの駅を降りて少し進むと、ケーブルカー駅がありました。
ああ、やっと、私が目指していた天狗焼の看板が見えました。
神よ、天狗よ、天狗焼よ
これが、私を高尾山までわざわざ呼び付けた天狗焼です。
私はスイーツが大好き。特にあんこに目がありません。
ずっと見ていたい天狗様のかわいらしいフォルム。
君に会えるのを(食べるのを)夢に見ていたんだよぉ。
私の夢叶えノートに、わざわざ写真を切り抜いて貼り付けていたほど、君に会いたかったんだよぉ。おんおん(うれし泣き)
お店のポスターに書かれた天狗焼の説明文を読む。
(活字があるとすぐに読むタイプ)
「店頭でひとつひとつ焼いている天狗焼は、特性の生地と黒豆のあんをふんだんに使用して焼き上げた一品で、8割は「黒豆あん」と言っても過言ではなく、天狗焼にとって「黒豆あん」は、命と言えます」
黒豆の産地を知る
なるほど。天狗焼の命は黒豆あんなのね!
と感動して、そこに書かれている「北海道産の黒豆」という文字を見て、複雑な気持ちになる。
どうして?(涙)
いや、いいの。いいのよ、天狗焼。
どこから黒豆を仕入れていようが、あなたが高尾山の名物であることに変わりはない。
でもね、そんなに黒豆を推すもんだから、てっきり高尾山界隈の名産だと思い込んじゃったの。
まさかね、自分がついさっきまで過ごしていた北海道から運ばれていたなんて。黒豆が育っている大地にいながら、ああ、あなたに会いたいって恋焦がれていたなんて。
ちょっとね。複雑な気持ちになっただけ。ばかね。
けしてがっかりしたわけじゃないのよ。
全国のスイーツの原料を見て、結構な割合で北海道って書いてあることはよくあるし。
おいしければ、原料の産地なんで、ほんとうにどこでもいいのよ。
やっと、やっとあなたに会えたんですもの。
と子芝居をしながら、一口齧ってみた。
パリっとしたその食感に、溶けそうになる。
なんでしょう、このパリパリ感。
そして、黒豆!と叫びたくなるほどの「黒豆あん」っぷり!
いいの、いいのよ、北海道の黒豆だって、なんだって!
ていうか、今まで生きてきて食べたお焼きの中で、最高峰に躍り出たんですけど!
あああ。
もうこの旅は終わった。少なくとも、目的は果たした。
ついでに、すぐ隣で販売していたチーズタルトも食べました。
団子とか他にもたくさん食べたいものがある。
目移りしちゃう~とさらに別のお店に行こうとして、同行していたYさんと目が合ってしまう。
ごめんなさい、お待たせしました。もう大丈夫(苦笑)
そうだった。
私は確かに高尾山に天狗焼を食べにきたかもしれないが。
少なくとも、一緒に登ってくれた二人は違うのだ。
これは、パワースポット探検なのである。
高尾山をもっと極めなくてはならぬ!!
こうして、私の記念すべき高尾山第1回目の旅ははじまったのでした。
せっかくだから、旅のレポート続けちゃおうかな(*^_^*)
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