独身者に対する「親の戸籍から抜けるのは、結婚した時に!」強要問題
名古屋市A区役所で、分籍届を出せば、独身者でも親の戸籍から抜けられることを知りました。
職員さんとの会話の流れの中で、いつの間にか戸籍の話になり、長年変更したいと思っていた本籍地を変えることにしました。
後日、記入済みの分籍届を提出しに行ったら、分籍届のことを教えてくれた職員さんとは別の職員さんに当たり、次のような会話になりました。
「現住所も本籍地(変更前・変更後ともに)も、A区じゃないですよね?(なんでここに来たの?というニュアンスを感じさせる言い方)
違う区だと、ファックスでやらないといけないんですけど……(いかにも面倒臭そうな言い方。名古屋市職員達の対応マニュアルにあるのか?と思うくらい、A区役所以外でも頻出な物言い)」
「(またか…と思いながら)名古屋市内の区役所なら、どこで手続きしてもいいはずですよね?」
「(ギクッとした感じで)そうですけど、婚姻届を出す時に、婚姻届に新しい本籍地を書けば、一度で済みますよ(さもいいことを教えたような口調で)」
「私は婚姻届を出す前に本籍地を変えたいんです。独身でも分籍届を出せば、本籍地の変更ができて、親の戸籍から抜けられると、ここの職員さんに教えていただきました(棒読み)」
「(上から目線な言い方で)普通、親の戸籍から抜けるのは、結婚した時ですよね?」
「えっ? 何で独身者が本籍地を変更しちゃいけないんですか? 本籍地差別もあるのに……(要約)」
それで仕方なく…という感じで受理作業が始まりました。
でも、思うところあって、その日は手続きをやめました。
別の日に、B区役所で手続しようとしたところ、第一候補の住所は認められず、現住所と一致しない場合は、事業所として認められる住所に…と言われました。
対応してくれた職員さんのオススメ本籍地は名古屋城でした。戦国武将に関係の深い史跡所在地を、本籍地にしようとしたからかもしれません。でも、名古屋城よりももっと身近な「思い入れのある場所」で、本籍地の住所として認められる所を熟考の上、決めたいです。
A区役所で「親の戸籍から抜けるのは、結婚した時に!」と言った職員さんは、名古屋市民とは異なる価値観をお持ちのようです。名古屋市近郊の、どこの方なんでしょうね?
10代の頃より、名古屋市職員の名古屋市民率の低さが気になっています。
親の戸籍から抜けたい理由は、以下の通りです。
・国際結婚の場合、婚姻届を出しても私一人で新戸籍ができるなら、手続の負担を軽くしたい(国際結婚の手続は、婚姻届の提出だけでは済まない)
・分籍届の話を聞いた時点で、既に事実婚しているという認識でいた
・親や本籍地の呪縛から逃れたい
なので、2番目の理由は「親の戸籍から抜けるのは、結婚した時に!」という価値観に合致すると思うのですが、公務員ですら国際結婚カップルに法律婚強要という田舎染みた嫌がらせをするのです!
※オーディオブック配信プラットフォーム「Writone(ライトーン)」で、当コラムの出来事にちなんだショートエッセイを公開しています。
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