チェッカーズ「NANA」の扱われ方
※この記事は、どうでもいい内容のおまけ部分だけが有料です。
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標題の件は、既に別記事でも書きましたが、今回は別の切り口で書いていきます。
下の埋め込み記事の出来事のあと、通っていた中学校で、修学旅行の準備中に起きた出来事です。
「修学旅行のしおり」の巻末に、生徒の投票で選んだ流行歌の歌詞を、5曲分掲載することになりました。
一応、バスの中でみんなで歌いたい歌ということで、投票が受け付けられました。
投票の結果、得票数で選ばれた5曲のうち1曲がチェッカーズの「NANA」でしたが、しおりの作成担当者だった社会科教諭(上の埋め込み記事に登場する人)が「OH!! POPSTAR」の歌詞に差し替えました。
当時、差し替えの理由は明らかにされませんでしたが、NHKで「NANA」の歌詞があまりにも性的だとして放送禁止にされてしまったので、同じ理由で掲載を見送ったのではないかと思っています。
しおり作成担当者の先生は、NHKが同曲を放送禁止にしたことを、憲法上の「表現の自由」侵害にあたる可能性があるという授業をしたのですが、「修学旅行のしおり」は保護者達の目にも触れるため、掲載に相応しくないと判断したようです。
NHKが同曲を放送禁止にしても、少なくとも私の観測範囲内では、PTAや教育委員会までもが問題視したということはなかったのですが、先回りで保護者からの抗議・苦情対策をしたつもりかもしれません。
ちなみに、同じようにして選ばれた中山美穂さんの「派手!!!」も、生徒には無断で別の曲の歌詞に差し替えられました。
そのせいかどうかはわかりませんでしたが、修学旅行のバスの中で、しおりに歌詞が掲載された曲を歌うことは、ありませんでした。
「NANA」は歌詞が性的な内容であっても、巧みな比喩表現で、変なイヤラシさはなかったですが、お堅い所では物議を醸し、教育現場では憲法上の「表現の自由」について考えるきっかけになりました。
と同時に、保護者対策をしなくてはいけないと思わせるものでは、ありました。
ですが、振り返ると、私が小学校低学年の頃、黒沢年男さんの「時には娼婦のように」がヒットし、NHKでも放送されていた記憶があります。
かなりストレートに性的な歌詞でしたが、不思議ですね。
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参考資料
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