子どもの背中を黙って見守ることが親のつとめだというのに。
夕食後、子どもに水着のゼッケンを
つけてと言われまして。
もうそんな季節なんだな。
でもめんどくさいな…もうすでにアイロンを押入れに取りに行く体力すら湧いてこない。
週末に言っておくれ…
と内心あらがい、いつもの面倒くさい虫が
顔を出しましたが。
しかし。
もう小学校高学年。アイロンでゼッケンくらい
つけられなくてどうする。
何より我が家のポリシーは任せること。
シングルマザー家庭、彼女たちは
貴重な戦力なのです。
大人により近づいていく彼女たちには
より任せて見守ることが肝心。
お手伝い熱心な彼女たちには
私でよければ成長の糧として
ふんづけて進んでいく
土台にしてほしいと思っています。
未来を生き抜く彼女たちにしてあげられること。
私が黙って彼女たちが寝た後にアイロンかけをやるからか、
いやあまりアイロンをかける服を持たないからか、←面倒なだけ
初めて自分でかけるアイロンに興味深々。
やけどしないように。
当て布はこれでね……
基本的なやり方を説明して。
後ろからそっと見守るつもりだったのに、
ああっ危ないよ!熱いよ!
そのゼッケンのつけかた違うんじゃない?
と、まあ口うるさく。
心配で心配でたまらないのです。
任せた限りは、基本だけ教えたらそっと
そばにいて、助けを求めたり命が
危ないときに手を添える
ことが大切だと心得てはいるのですが。
いかんせん心配で、おせっかいなのが
親心。
自立までの道のりは
子離れまでの道のりでもあるようです。
明日もよき日になりますように。