ああ、ワーママ保育参観の苦き思い出。
今日は参加している「書く部」お題に寄せて。
毎日お題を出してくださるのですが、
わたしが選んだのはこちら。
「苦み」をテーマにエッセイを書いてください
うーんと、悩んだんですが、
やっぱり育児のあれ。
保育園の思い出と母親の意地。
1歳前に保育園に入所した娘。
シングルマザーになりたてだったと
思います。
まだ歩いてもおらず、保育園前でのお別れタイムには大号泣。先生にはなかば強引に引き渡すように別れていたわたし。
働かねば食うていかれへん、すまぬ、娘たち。
やっと慣れてきた5月、保育参観が
行われました。
ただわたしも新しい会社になじんできたばかり、保育参観のおたよりを見ても、
「今何となく休みづらいなあ……まだ有休も付与されていないし」
と結局行かない選択をしてしまいました。
お迎えに行った際、担任の先生が
「今日は保育参観で、○○ちゃんと一緒に風船遊びをしましたよ。
お母さんが来ていない子は先生とペアだったから大丈夫ですよ!」
と笑って教えてくださいました。
なんとその日は、参観を休んでいる保護者は
わたし一人だったのです。
娘はまだ小さいのに、
他の子がお母さんと一緒に笑っている中で
ひとりだったんだな。
ぎゅっと締め付けられました。
まだ慣れない環境で、頑張っているのは
娘も一緒だったのに。
もっと考えてあげればよかった。
寂しかったろうな。
何も知らず、やっとよちよちしだした
重いお尻でしりもちをついては笑う娘。
この苦い思い出の後、
わたしは保育参観や授業参観の日は
どんなに照れた娘が
「もう!遅くていいからね!」なんて
言おうが、さっとタイムカードを切り
駅まで走るように。
授業参観って、親を見つけたときの
子どもの笑顔がたまらないんだよなあ。
明日もよき日になりますように。