【秘密】“穴” に関するあれこれ〜創作メモ〜
今日はエッセイでも日記でもない、
なんだか詩的な創作のメモです。
演出のための秘密のメモです。
「穴があったら入りたい」
穴は
身を潜める場所
自分を隠す場所
恥を紛らす場所
「穴が空く」
穴は
あったはずの物の場所
いたはずの人の居場所
予定していた事の時間
「ドーナツの穴」
昔、ドーナツを穴だけ残して食べる方法を偉い学者さんたちが真剣に議論していた。
昔、楽観主義者はドーナツを見て悲観主義者はドーナツの穴を見ると誰かが言っていた。
ドーナツを想像していたらお腹が減ってきた。
この世には想像できたら創造できるものと、想像できても創造できないものとがある。
今の僕にとってドーナツは後者だ。
🍩 🍩 🍩 🍩 🍩
ドーナツを穴側から食べるとする。
できるかどうかは置いておいて、
割らずに円形のまま、穴側から食べるとする。
想像する限り、たぶん口周りがベトベトになる。
そうやって穴側からドーナツを食べていったら
穴は食べれば食べるほど大きくなる。
穴を大きくしていくと、最後に穴は穴ではなくなる。
穴でなくなった穴は、何になるのだろうか。
🕳 🕳 🕳 🕳 🕳
穴の周りにはナニカがある。
ナニカに囲まれて、その部分だけ欠落しているもの。
それが穴である。
ナニカがない、
つまり何も無いことが穴である。
何も無いことを表すのに、
昔の人は「ZERO」を生み出した。
0(ZERO)
そういえば、ZEROは穴そのもののようだ。
0 0 0 0 0
小沢佑太の演劇はまさに「ZERO」から始まる。
4月23日の一人芝居公演をZEROとし、
そこから劇団を立ち上げて始まる。
ナニカに覆われた穴からスタートする。
そこから這い上がって、頂点を目指す。
元々覆われたところから始まるんだよ。
穴、ZEROから始まるんだよ。
それを広げてって、だんだんゆっくり、変わっていく。
穴見つけて、入っちゃえばよかったんだよ。
人に穴空けちゃダメだよ。
予定に穴空けてもいいし、穴に入ってもいいし、
甘いドーナツの穴かじって口の周りベタベタにしてもいい。
人に穴空けるぐらいなら、全部から逃げたって、
穴の底に戻ったって、よかったんだよ。
あなたにとって、私にとって、
今日という一日が、かけがえのない明るく輝く一日でありますように。
2022.1.15 共鳴|一人芝居公演の準備
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「夢を追い続ける、小沢佑太のガイドブック」
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最後まで読んでくださってありがとうございます♪ 現在は日々の気づきを毎日綴っています。 2022年に劇団を立ち上げ、その運営を行う中での気づきや成長日記にすることを目指しています。 もしよろしければ、今後の活動をサポートしていただければ幸いです☺️