コロナで判断を誤らないために
おはようございます、劇団CLOUD9の小沢です。
めちゃくちゃ自転車爆走したのに電車に間に合いませんでした。汗かき損です💦
コロナなどなどに対しての心配を抱えながら、今週土日の演劇公演に向けて、劇場準備(小屋入り)が開始します。
劇団を立ち上げて予算を組むようになり、企画や団体の内部にいるとお金の動きが透けて見えるようになってきました。
収入見込みの組み方なんかもそうですが、今日はカツカツな予算でチケット代に頼ることで起こる演劇界の弊害について、今考えていることをまとめておこうと思います。
結構シビアな話です。
グッズ販売やその他のもので収入を得ている劇団以外、基本的には収入というのは公演時のチケット代になっているかと思われます。
AFFやそれに類するサポートも文化庁を始めとした各自治体から発表されていますが、こちらもチケット収入と同様、公演が実施されることが前提の援助金です。
つまり、まともにやっていたら公演中止の段階で、収入がゼロになるという危険性をはらんでいます。
稽古を重ね、場所代が嵩み、スタッフを雇い、人件費がかかり、小道具や舞台セットを揃え、準備が万端になったあと、コロナで公演中止に追い込まれた場合、損失はどえらいことになり、持続性が失われていきます。
「公演中止」は観劇予定の方々にとっては「残念だったー」ですが、関係者にとって、場合によっては選手生命の危機ぐらいに陥ることもあります。
どちらかというとこれまで僕は「残念だったー」側だったのですが、今回劇団の旗揚げ公演を準備している手前、この出費が返ってこないのは大ピンチです。
で、こういう状態、つまり「公演できなきゃヤバイよ!」になると、直前になればなるほど支出が嵩んでおり、その分だけ判断が揺らぎます。
俯瞰していたり傍観していたりするときは冷静に見極めて適切な判断ができるのに、いざ自分がそこに出くわすと判断を見誤ることがある、みたいなあれです。
どう頑張っても本番が近づいてから判断すると、それなりのリスクを伴うことになります。
実際に体調不良者が出た中で公演を続行し、結果的に公演期間中にクラスターが発生、残りの公演中止に追い込まれた、という事態も起こっています。
この場合、たぶん理性100%で判断ができなくなったときの対処法を考えるのではないんだろうなと思います。
「理性100%で判断できるときに、その基準を明確に設定しておく」なんだろうなと。
というわけで、劇団CLOUD9の旗揚げ公演における基準を定めてみたいと思います。
2週間後に関係者が揃う日があるので、その場でちゃんと説明できるようにしておきます。
とりあえず、現状の方針は
「基準を満たした場合、2ヶ月以上先の当年度中に公演を延期する」という形に設定しておきます。メンバーの予定的に不可能なら中止になるかもですが…。
また、2か月おく理由は、関係者の後遺症の可能性と、お客さんの予定立て直しを考慮してです。
復帰後すぐにという考え方もありますが、そうなると予約してくださっていた方の日程が合わなくなる可能性が高いからです。2ヶ月先ならまだ調整しやすいかなぁという判断です。
そして肝心の基準がこちら。
①公演10日前〜公演当日に役者がコロナ発症
②公演3日前〜公演当日に音響/照明がコロナ発症
③公演4日前〜公演当日に役者が濃厚接触
④公演当日の欠員が確定し、代替スタッフ雇用不可
⑤③の場合で3日目での濃厚接触解除不可
とりあえず絶対の基準はこんな感じです。
①〜⑤を回避できたら、基本的に公演は実施できると思います。
どこか穴があればまた追記します。
ひとまず、うちではこれを基準にやっていきます。先に決めておけば数字で揺らいだりしないはずです。
大切なお客さまや大事な座組の健康を第一優先に活動を続けていきます。
劇団CLOUD9を、今後ともよろしくお願いします!
あなたにとって、私にとって、今日という一日が、
かけがえのない明るく輝く一日でありますように。
2022.8.4 共鳴|コロナ禍でも冷静な判断を
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①8/7(土)-8(日)@難波サザンシアター
雪粉プロデュース公演『SPOOKY HOUSE』 #役者 #コメディ
②9/3(土)-4(日)@Salon de ぷりんしぱる(大阪市)
劇的☆爽怪人間『BAR ショパン』 #舞台監督補佐 #ピアノ演劇
③10月15(土)-16(日)@イカロスの森(神戸市)
劇団CLOUD9 (第1回)旗揚げ公演
『グッバイ、ブルーバード[happy happy]』 #演出 #主宰 #舞台監督 #制作
④11月??@??(大阪市)
劇団??『???』 #舞台監督
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