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【私的読書生活】週刊読書録vol.37(2022/9/10〜9/16)
秋めいてきたと思ったら、また暑くなるのって反則だと思いませんか?
どうも、暑さにめっぽう弱い樹田です。
自身の体調不良と、その他諸々のバタバタと。
それでも、頁を繰る手は止められない。
そんな今週の本はこちら。
今週の一冊/古びない名作
先日、読み始めたと宣言してから、2週間あまり。
今、第5巻まで達しました。
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あと1巻で終わってしまうと思うと、寂しいような心地すら。
第1〜2巻の教授選編。
第2〜3巻の医療裁判編。
どちらも読み応え抜群!
元々は『白い巨塔』『続 白い巨塔』として出版されたようなので、それこそリアルタイムで読んでいた人たちは、ハラハラしただろうなと。
登場人物が多い小説は本来苦手なのだが、この作品は唐沢寿明版のドラマ『白い巨塔』の配役が絶妙で、主要人物は映像で再生されるから読みやすい。
財前五郎のダーティーぶりも、東教授の高慢さも、里見先生の融通の効かなさも、鵜飼学部長の狸っぷりも、財前又一の悪徳商人感もそれぞれに、エグいのだけれど。
今回、再読していて、なかなかに印象深いのが、東佐枝子さんのお嬢様っぷりでした。
お嬢様…怖い…。
読むたびに印象が変わる小説。
意外と一気読みできるので、またいつか再読したくなると思う。
ちなみに今週は『白い巨塔』に迷い込んでいたため、そろそろ返却期限が来る図書館の本達が恨めしそうにこちらを見ています。
ごめんなさい。
これも余談ですが、山崎豊子と松本清張って似てると思いません?
作風とか、遺作が未完だとか、色々と。
どちらもいつかは全作制覇してみたい作家さんです。
山崎豊子、次は『華麗なる一族』かなぁ。
長さ的に。
9月29日の豊子忌目指して読んでみようかな。
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今週のおすすめ漫画/あの作品の原点?
よしながふみさんといえば、現在連載中の『きのう何食べた?』といい、今度NHKでドラマ化される『大奥』といい、素敵な作品を数多く描かれている漫画家さん。
そんな彼女のエッセイ漫画?(一応、作品内ではYながさんと伏字ではあるけれど)と思しきこちらは、東京の美味しい店を紹介してくれるグルメ漫画。
結構前の出版なので(なんといってもレバ刺し召し上がってますからね!………いいな。。。)、今も同じ場所に同じお店があるとは限りませんが。
もし行くことが可能な方であれば、ぜひ!と思うような美味しそうなお店がたくさん紹介されています。
冒頭では「何食べ」を描くフラグのような描写があったり、和食屋さんのシーンなどは、「何食べ」京都編(本編8巻もしくは映画版)を彷彿とさせるような食レポがあったりと、「何食べ」ファンなら絶対楽しめる作品です。
なお、その本編はというと。
少し発売日が延びるそうですが。
楽しみに待っています!
ちなみに、前にもちらっと書きましたが、
共通の友人曰く、
私と連れ合いの関係性は、
私=シロさん
連れ合い=ケンジ
とのことです、笑。
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今週の気になる本/勇気を下さい
先日、下記の本を読んでから、改めて読みたいなと思い始めている本。
ベストセラーであることは承知しており、何度か手に取ってはきた。
ただ幾度も、対話調であることに馴染めず、内容に至るまでに、棚に戻す日々。
でも先日読んだ『ゆっくり学ぶ』が心に響き、当然、その中にはアドラー心理学の言及も多かった。
では、アドラーとは?
それこそ「ゆっくり」学んでみたいと思います。
早く涼しくなり、色々が終わり、本を読んで過ごせたら幸せなんだけど。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
次の週も楽しく読んでいきたいと思います。
皆様にも、素敵な本との出会いがありますように。
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