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【私的読書生活】週刊読書録 vol.55

節分の次はバレンタインデーとイベント続きの2月。
ちなみに本を読めば、毎日が新しい発見でいっぱいで、365日イベントです✨

さて今週紹介する本は…


世界をも動かす化学の軌跡

古今東西、化学の発展こそが、歴史を変えてきたことを、わかりやすく、面白く、時系列で述べてくれている本書。

化学式なども、化学オンチの私でもある程度わかるように書かれているので、本当にわかりやすい。

関連する出来事だけを連ねて読めるように、〇〇については何ページとガイドがついているのも心憎い。

時代に沿いながら読み、それぞれの歴史(薬の歴史や武器の歴史)としても読める構成が素晴らしい。

「日本では〇〇の頃」と横軸を意識させてくれるところも、時代背景がわかりやすくてなお良い。

ちょこちょこ挟まれる雑談や例えが微妙で笑ってしまうところもあるけれど、まさに予備校の先生。
こんな授業なら受けたいし、絶対に化学も歴史も好きになると思う。

化学だけ、歴史だけを学ぶよりも2倍、いや2乗に楽しい良書です。


ご褒美は見つけ方次第

物価高騰に心が荒む毎日…

でもこの本はそんな視点を変えてくれます。

1,000円でこんなに豊かに、色々楽しめる。
そう思えば、少し気持ちに余裕が出てきます。

確かに家から本を一冊持ってカフェに行くだけでも1,000円で楽しめるし、仮に新しく文庫本買ってもコーヒー一杯くらいなら飲める。
新しいコーヒー豆をコーヒーショップで買うことも100gくらいならできる。

日常系コミックエッセイは、時々都会ならそういうことできるよね、となりがちだけれど、本書はコンビニで買い放題とか、ひとりカラオケとか、比較的日本全国どこでも楽しめそうなことも紹介してくれる。

楽しみを見つけるのが上手な人なのでしょう。

ぜひ参考にして、毎日にちょっとだけご褒美を作って、幸せに過ごしていきたいものです。


暦の上では春が来ました。
まだまだ寒い日も多いと思います。
どうか皆様、ご自愛ください。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

#読書
#推薦図書
#マンガ感想文
#週刊読書録

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樹田 和(いつきた なごむ)
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