『DATA is BOSS』を読んで
はじめに
本取り組みは以下が目的のため、箇条書き形式で楽に書いていく
読んだ本の振り返りや学びを忘れないようにメモする取り組み
共に働くチームや仲間に簡単にシェア
(輪読し、共通言語を増やすための取り組みへ)
本の良かった点も最大3行くらいのまとめでしてみる
以下のポストがキッカケで、本書を読んでみた
3行まとめ
データ分析という言葉の正しいと思う(再)定義と手法が具体的に示されていて学びになった
データを見ているつもりでも、顧客解像度がまだまだ低いと思ったので、「誰に、何を」を見つめ直し、戦略を再定義したい
売上という結果は変わらないが、その構成を多角的に見て、「どこで事業はうまくいっているのか?それはどうすれば加速できるのか?」、「どこで事業はうまくいっていないのか?それはどうすれば解決できるのか?」を考えていきたい
データ分析はあくまでも手段
戦略の再定義:「誰に、何を」を見つめ直す
誰に:自社の商品を最も喜んでくれそうな顧客(=ターゲット顧客)は誰なのか?
細かく分けて見ることの徹底(以下、例)
顧客別の利用金額の大きさ(ヘビーユーザー、ライトユーザー、休眠顧客、新規顧客など)
顧客別の利用目的(出張、レジャーなど)
顧客別の利用商品(ホテル、リゾートホテル、旅館など)
顧客別のおサイフの許容度(高級宿メインか、カジュアル宿メインか)
顧客の年齢、性別、居住地などのデモグラフィック情報など
何をするのか:ターゲット顧客に何をすればもっと喜ばれるのか?
仕入れを改善する(カジュアル宿への拡大路線の廃止、高級宿へのフォーカス)
売り場を改善する(サイト内広告の廃止、サイトの見せ方に高級感をプラスする、検索結果のパーソナライゼーション)
プライシングを改善する(ロイヤルティ・プログラムの導入)
プロモーションを改善する(顧客コミュニケーションのパーソナライズ)
なぜデータドリブンは「掛け声だけ」で終わっているのか?
①見たいデータが見られない(データを整備するケイパビリティ不足)
事業構造が複雑で、データ構造が難解
さまざまな要因で、顧客データの統合が難しい
データは集約できるが、タイムリーなデータが確保が難しい
②見たいデータは見られるが、活用されていない(データを分析するケイパビリティ不足)
結局、勘と経験により意思決定される
定量的な顧客理解よりも、定性的な顧客理解により意思決定される
③データは活用されているが、正しく活用できていない(データをニュートラルに見る姿勢の欠如)
データの理解が不十分
瑣末なテーマにデータを活用
見たい景色を見るためにデータを都合よく見ている
経営とは「誰に何をするか」
誰に:自社サービスを最も喜んでくれそうなターゲット顧客を見極める
何をするか:ターゲット顧客が喜んでくれそうな商品やサービスを提供すること
データとは・・・隠れた価値を教えてくれるもの
データドリブンとは・・・データ(≒定量的な顧客理解)主導で意思決定をすること
「売上に至るプロセス」の見える化編
自社の競争環境を見える化する:売上=市場規模×シェア
自社の競争環境を見える化する:「商品タイプ別」の売上=市場規模×シェア
自社の競争環境を見える化する:「商品価格帯別」の売上=市場規模×シェア
自社の競争環境を見える化する:「商品選定理由別」の売上=市場規模×シェア
「顧客の購買プロセス」の見える化
顧客の購買プロセスを見える化する:「顧客セグメント別」の売上=訪問者数×購入率×購入単価
顧客の購買プロセスを見える化する:既存顧客をベビーユーザー、ライトユーザー、休眠ユーザーに分解
「在庫の販売状況」の見える化
在庫の販売状況を見える化する:売上=在庫量×在庫消化率×購入単価
「顧客の購買・キャンセル」の見える化
在庫の販売状況を見える化する:「商品タイプ別」売上=在庫量×在庫消化率×購入単価
顧客の購買・キャンセルを見える化する:売上=販売額-キャンセル・返品額
「売上から利益に至る財務データ」の見える化編
顧客軸で売上を見える化
顧客の利用金額別
顧客の利用目的別
顧客のアクション別
例)「箱根 旅館」のように「エリア」で検索する顧客
例)「◯◯◯旅館」のように「宿」で検索する顧客
販売チャネル別
流入チャネル別
エリア別
ライフスタイル別
年齢・性別以外のデモグラ(所得、家族構成、職業など)
今、どのキューブで事業はうまくいっているのか?それはどうすれば加速できるのか?
今、どのキューブで事業はうまくいっていないのか?それはどうすれば解決できるのか?
顧客軸でPLを見える化
顧客の利用金額別
顧客の利用目的別
1件1件の売上でPLを見える化する
日々のPLを見える化する
「顧客のリピートプロセス」の見える化編
顧客別のLTVを見える化する
顧客のリピート状況を見える化する
感想
日々データを見ていた「つもり」という感覚が強かった。顧客解像度がまだまだ低いと思ったので、「誰に、何を」を見つめ直し、戦略を再定義したいと思った。
また、売上が大きくなってきているからこそ、その構成を多角的に見て、「どこで事業はうまくいっているのか?それはどうすれば加速できるのか?」、「どこで事業はうまくいっていないのか?それはどうすれば解決できるのか?」を考えていきたい。
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