【今でしょ!note#115】4Pから自分という商品を考える
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
今日は、自分自身をマーケティング観点で考えるシリーズです。
自分を労働市場でバリューアップさせていくために必要なことについて、マーケティングの4P分析を用いて整理しました。
4P分析とは、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販促)の頭文字を取った分析手法で、製品開発から販促活動まで、モノやサービスをどのような設計で消費者に届けるか、を考える時に用いる手法です。
労働市場における自分自身に当てはめると、どのような能力、スキルを磨いていくか(Product)、どれくらいの収入で労働契約するか(Price)、自分の能力やスキルをどこで売るか(Place)、自分をどのようにブランディングしていくか(Promotion)といった感じです。
一つずつ深掘りしていきます。
プロダクト戦略
ここでは、自分をどういう商品やサービスと定義して、労働市場で売れるためにどのように差別化していくかを考えます。
この点は、先日のブルーオーシャン戦略を考えるときに整理しましたが、会社から求められていることは、単純にデジタル領域における専門性だけでなく、事業そのものを創造する能力です。
ビジネス上の英語でのコミュニケーションや、大規模プロジェクトのマネジメント、業務プロセス改善の超上流コンサル〜実装まで、みたいなところはこれまでも経験して積み重ねてきた領域ですから磨きをかけつつ、伴走型でお客さんとビジネスを作って現場で実装する仕事経験を求めていく必要があると考えています。
今後も、自分の勤務する会社以外でも求められていくスキルになりそうです。
社外での活動を考えると、「グローバルでのプロジェクトマネジメント」と「大企業でのマネジメントノウハウ」を、それがない世界に移転させて活用する、というところにチャレンジしたいです。
「大企業とそれ以外の圧倒的多数の世界の融合により新しい価値を生み出すこと」をコンセプトに、自分が提供できるものを具体化していく必要があります。
プライス戦略
ターゲットにいくらで自分の価値を提供するか、という点は、やはり会社の中では実績を積み上げて収入を上げていくのが最も近道でしょう。
私たちは、自分の能力やスキルなどの労働力と交換する形で月々の収入を得ているので、結果を出していくところには拘りたいです。
収入が上がると自分の能力やスキルアップに繋げたり、一流のサービスに触れたり色々な世界を見て価値観を広げたりすることに再投資できるので、しっかり取り組んでいきたいところです。
人生を逆算思考で考えていくと、私は50歳くらいで会社を早期退職して、自分の稼ぎで残り数十年の人生を歩んでいきたいと考えています。
そう考えると、残り14年で複数の収入経路を作っておく必要があります。
1本1本はそこまで太くなくても、「こうすれば自分でこれくらいの稼ぎは作れる」という実感を持っておきたいのです。
自分の成長にお金と時間というリソースを再投資し続けて、大きくなくてもこれくらいは自分で収入を作っていける、という感覚値があれば、貯蓄や年金がたくさんなくても、普通に生きていけそうです。
プレイス戦略
自分の価値をどこで売り出していくか?ですが、現在勤める会社にだけ提供していくだけでなく、+αの流通ルートを持っておけると強いです。
いま、企業の中で管理職の役割で大きなプロジェクトで実践して経験していることを通じて、自分にしか気付けないものや他にも転用できるノウハウがあります。
今後、複業・転職・独立する時のために、自分の価値の提供先は、より多角的に捉えておくほうが合理的でしょう。
そのためにも、自分という商品と、お客様とのコンタクトポイントを多く作っておくことが重要なので、自分の経験や専門性、知識は、広く発信していくことが大切です。
また、社会のあらゆる壁を分断して考えていくことがより重要になってきますから、自分が価値を提供できる場所を複数持っておくことで、それらの相乗効果が出てくるとより面白くなってきそうですね!
プロモーション戦略
自分のブランディングについては、noteなどで自分の考えや経験を中長期的に発信し続けていくことは、間違いなく必要なことです。
発信して認知されないと、どんなに素晴らしい人材でもその価値が認知されませんから、しっかり時間をかけて自分自身を「見える形」にしておくことが大切です。
また、noteのような不特定多数に向けた文章という形での発信だけでなく、いろんな場所で自分自身を営業していくことも大切です。
社内で自分の意見や学びを他部署にシェアしていくことももちろんそうですし、昨日出会った人は、住んでいる地域の飲食店の経営コンサルや、子どもの塾で講演をしたりしてると言ってました。
なるほど、身近な地域活動やボランティアに足を運ぶというようなことも、自分の価値を提供できる場所を見つけていくには必要なことだと学ばせてもらいました。
そういう新しい環境に自分を移動させていくことは、やらなくてもいいしストレスがかかるので避けがちですが、自分がまだ知らない社会の面白さを知るためにも、チャレンジしていきたいと思います。
それにしても、自分の提供できるものを棚卸、言語化して、広く「見える形」にしておくのは本当に大事なことですね。
自分が提供できるものや実績が第三者に認知できる状態で新しい場所に足を運んでいかないと、ただ漠然と色々顔を出して疲れてしまうということになりそうです。
興味があるのが、Kindle本の出版です。
出版自体の労力はかかるし、それに見合う収入にはならなさそうですが、やはり本という形で自分の仕事経験や学びをまとめておけると、実績やノウハウを「形式知化」して他にどこか必要な人に輸入しやすくできますし、自分自身の広告塔にもなります。
本の出版に関しては、もう少し長いスパンで考えてみたいと思います。
今の自分には全く考えもつかない未来を作っていくためには、当然ながらこれまでの延長線上の生活を繰り返していても何も変わりません。
大谷翔平さんが「ゴールを逆算すると無駄な時間はない」とおっしゃっている通り、50歳で早期退職して自営していくために、自分の価値を売り出す戦略というのは、今後も定期的に考えて、具体的にやることを見直していきたいと思います。
それでは、今日もお疲れさまでした。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!