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2か月の育休を取得したら人生で一番素敵な時間になりました

こんにちは!
株式会社Leaner Technologiesの立野(たつの)です。

23年1月に元気な女の子が産まれ、3月末までの約2か月間、育児休暇を取得しました。
育休期間中に生後間もない娘と妻の3人で過ごした時間は、私が生きてきた30年の人生の中で最も素敵で有意義な時間となったので、この機会に育休取得に至った経緯や育休中の心境などをまとめておこうと思います。

これから育休を取得しようと思っている方や育休取得を迷っている方の参考になれば嬉しいです!


まずは自己紹介

私はLeaner Technologies(以下Leaner)というスタートアップ企業でインサイドセールスチーム(以下IS)のMGRをしています。
新卒で入社したパーソルキャリアという大手人材会社から約1年半ほど前にLeanerにジョインしました。

少数精鋭の熱い仲間と「調達のスタンダードを刷新」すべく日々奮闘しています!

※過去のnoteはこちら

育休を取得するきっかけ

Leanerには育休取得が推奨されているだけではなく、育休中の給与を補償する制度が整えられています。
そのため子供を授かったことが分かった時から育休取得をすることは決めていました。
ただし、少数精鋭の組織である分、1人が戦線離脱することのインパクトは大きいので育休取得期間についてはかなり悩みました。

第一子ということもあり、わからないことだらけ。

• お母さんの産後ダメージは心身ともに相当なものらしい
• 生まれた直後に育児に積極的に参加することが大事らしい
• 想像するよりもあっという間に子供は成長するらしい

なんてことを調べたり、Leanerの先輩パパに教えてもらったりしたので、(私の中では)少し長めに2か月間取得することにしました。

加えて、これまでセールスチームには子持ちがいなかったこともあり、今後のためにロールモデルがあったほうがいいと思ったことも一つのきっかけでした。


育休に入る前の心境

前述のとおり育休を取得するぞ!ということは決めていたものの、育休に入る直前は正直不安だらけでした。

3月末の闘いに向けて大事なシーズン

育休期間となった2月・3月は1年の中でも特に重要な時期。
アカウントエグゼクティブ(以下AE)は3月末の追い込みシーズン、ISは23年度のスタートダッシュを決められるよう、商談の仕込みを行っていくシーズンでした。そんなタイミングでマネジメントの役割を持つ私が抜けて大丈夫か?という不安がありました。

チームの人数が倍になるタイミング

また、1月~3月の間でセールスチームに4名の入社が決まっており、これまでAE+ISで5名だった組織から一気に人数が倍になるタイミングでした。
ISにも1名の入社者がいたため、残されたメンバーはその方のオンボーディングをしながら少ない人数で目標を追いかける必要がありました。

とはいえ、私がいなければいないで前向きに頑張るメンバーばかりなので"一種の成長機会なるかも"と感じていたのと、それぞれが行動していけるように目標設定はできていたので、信頼してチームのことは任せようと思い、「エイヤッ!」と休暇に入ることにしました。

育休中のスケジュールと感じたこと

1日のスケジュール

育休中、私は大まかにこんなスケジュールで1日を過ごしていました。

• 5時半:起床
• ~8時:抱っこしたりおむつを替えたりしながら妻の睡眠時間を稼ぐ
• 12時:3人で近所を散歩しながらお昼ご飯を調達
• ~18時:抱っこしたりおむつを替えたりしながら読書
• 19時:お風呂
• 20時:夜ご飯
• 22時半:就寝

”夜は寝れないらしい”ということを聞いていたのですが、私は一度眠ってしまうと娘がどんだけ泣いても起きることができず、この時間は特に妻に任せっきりになってしまいました。
(ネットで調べたところ男性脳だと起きれないらしいのですが、その典型だったみたいです。ほんとに妻には頭が上がらない。)

色んな変化や成長を余すことなく見ることができる

毎日何かしらの変化があり、飽きることなく過ごしていました。
例えばミルクを飲む量が増えた!まつ毛伸びてる!こっち見てる!”う~ぅ”ってかわいい声出すようになった!笑った!!など小さな変化がとても嬉しく幸せな毎日でした。
そういう変化を実際に見られるというのは育休取得の大きなメリットだと思います。
また夫婦でのコミュニケーションも必然的に増えますし、大変な時期を一緒に乗り越えていくことになるので結束も強まったように感じています。

一方で育休に入ったばかりの時は娘の成長にきちんと向き合うことができていなかったように感じています。

社会に取り残されているような漠然とした焦り

当然ですが私が休んでいても事業やチームはどんどん進んでいきます。特にスタートアップにおいてはスピード勝負のところもあるので、状況に合わせて目まぐるしく変化していきます。
「チームやメンバーは戦いながら成長していっているのに自分は置いてかれてしまっている・・・このままで大丈夫なのか!!?」みたいなどうしようもない焦りを感じていました。
その期間はビジネス書を読んだり、復職後の参考になりそうな記事を漁ったりしましたが今すぐ使えないので身に付いてるかもわからず焦りは募るばかり。休暇中なのにどんどん余裕がなくなっていく感じがありました。
そんな精神状態の中、あやしても泣き止まない娘に対して「うるせぇな」とボソッと言ってしまったことがあり、それを聞いた妻に娘を取り上げられる始末。
その時ようやくハッとし、一旦仕事のことから離れて、今向き合うべきことだけに集中しようと思うようになりました。

育休を取得して3週間程経ったタイミングのエピソードでしたがこの瞬間にようやく父親として自覚が芽生えた感じがあり、育休期間中の娘との時間を大切にできるようになったと思います。


職場復帰に向けて

職場復帰をリアルにイメージした時にこれまでの「仕事が第一!!」という価値観から「仕事は大事!でも家庭や子育ても大事!!」という価値観へ変化していることに気付きました。
仕事も子育ても両立すべく、妻に協力してもらい次の2点を決めて職場復帰をすることにしました。

  • 仕事中は最大限業務に集中できるよう、極力出社をする

  • 帰宅後19時台に娘をお風呂に入れる

19時に帰宅するには18時に退社する必要がありますが、チームの理解や協力を得ることができ、MTG時間などの変更をしてくれました!感謝!

とはいえ、これまでよりも限られた時間の中で生産性高く働く必要があるので不安がなかったわけではありませんが、復職前にチームメンバー数名と面談することができ、状況のキャッチアップや心の準備ができたことはよかったと思います。

最後に

育休に入る前は2か月は長過ぎるかな、と思っていましたがあっという間の2か月で本当に幸せな時間となり、個人的にはちょうど良い期間だったと思ってます。
育休期間中に2,000枚近くの写真を撮ることができ、大切な思い出となりました。

事業として大変な時期ではありましたが、会社やチームのみんなの理解や協力あっての育休取得だったので本当に感謝しています!(ちょうどWBC期間だったので全試合リアルタイムで見ることができた感謝もこちらで!)

いろんな事情はあるかと思いますが、これから子供が産まれる男性には声を高らかに言いたい。

育休って最高の制度だよ!!



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