ポイズンピル「毒薬条項」とは
こんにちは、株式会社ニュークラウドの矢崎です。
先日イーロン・マスク氏がtwitterを買収しました。その背景にtwitter社が対策として導入されたとされるポイズンピル、今回はこのポイズンピルについて書かせて頂きます。
ポイズンピルとは
まず株式を公開している企業は市場から資金を集めやすいが、支配を目的とした買収にさらされるリスクもあります。その防衛策の一つとして存在しています。
企業が行う買収防衛策の一つ。既に株式を保持している株主に対して新しい株を時価よりも安い金額で買ってもらい、敵対的買収者から持株の比率を低下させ、買収を難しくさせる。
持株の比率が低下してしまうと、買収の為のコストが嵩んでしまう為、敵対的買収者からしたら毒薬を与えている、という観点から「ポイズンピル」と称されています。
ポイズンピルの効果
買収により、株式会社の経営権を支配するためには、「議決権のある株式の50%超」が必要になります。その過程において買収する側の敵対的買収者は株式数を把握した上で予算を組み、それ相応の資金が必要になります。
しかしその途中でポイズンピルが導入されてしまうと、経営権取得に必要な資金がさらに必要になってしまい、買収を諦める可能性が大きくなります。
買収側にも失敗してしまうと、それまでに注ぎ込んだ資金が水の泡になるリスクもある為、実際に導入しなくても、その導入を匂わせる事だけでも防衛策としては大きいものとされています。
メリットとデメリット
まとめ
ポイズンピルは買収防衛策としては匂わせるだけでも効果は絶大ですが、その分株主様との「関係性」も重視しなければなりません。将来性のある企業様は万が一に備えて買収防衛策を考える必要がありますね。
弊社もいずれ会社として、買収のターゲットにされてしまうくらい(もちろんポイズンピル撒き散らして、ホワイトナイトからMBOまで全部やります笑)魅力のある大きな会社を目指していきたいです。
ご購読、ありがとうございました。
株式会社ニュークラウド 矢崎