おっとりとした彼は密かに経験値を溜めている
ここ数ヶ月の話だが、子どもたちにあだ名をつけられた。
「マミーポコ」
みなさんも一度は聞いたことがあるであろうオムツの商品名なのだが、
わが家ではもう使っていないそれのCMでも見たのか、突然そう呼ばれ始めた。
ちなみに、夫は「パピーポコ」
わたしの大好きなアイスを彷彿とさせる呼び方をされている。
基本的に家でふざけている時にそう呼ぶのだが
たまに外でもふざけて「ねえねえ、マミーポコ〜」「もー、外ではやめてや」というやりとりが発生するので、ちょっと恥ずかしい。
わが家には息子が2人いる。
次男はこんな子なのですでに記事にしている。
現在小学生の長男はというと。
動物好きで、穏やかで優しくおっとりとマイペース。
ハマりやすい性格なので、好きになるととことんハマる。
音楽好き両親の元に産まれた影響もあり、歌うことが好き。
学校の音楽会でも張り切って大きな声で歌っている姿を見ている。
絵を描くことが好きで、色に興味がある様子。
わたしのネイルやピアスに興味を持ち、絵の具で爪を青と黒に塗ってきたことがある。
(その後、全然落ちなくてめっちゃ苦労していた。)
腕に謎の線を描いてきたこともある。
猗窩座(鬼滅の刃)、らしい。
(これも全然落ちなくてめっちゃ苦労していた。学習してくれ。)
大人になったら髪の毛を青く染めたいらしい。
「ママ、そのピアスかわいいね〜」とか
「ママ、今日かわいいね〜」(たしか美容室後)とか
家では唯一の女性であるわたしを何かとかわいいと褒めてくれる。よしよし。
ファッションにも興味がある様子で、今は韓国系ファッションやスプラトゥーンのような服を着たがる。
ダンスを習っていて、カッコ良いダンスを踊れるように練習中。
筋肉がつきにくいのか、細くてひょろひょろなので
ダンスに向く筋肉はつけさせてあげたいところ。
今でこそ普通に学校へ見送れるが、幼稚園、小学校1年生の頃は心配だらけだった。
幼稚園の頃。
園から家への帰宅途中に突然、自転車から降りて歩くと言い出した。
家が見えてきたら「走りたい」と言い出して
家の前の道(車が往来しない行き止まりの道)をダッシュ。
何度もダッシュ。
いつもはそんなことをしないので何かが怪しいと母の勘。
案の定、お尻は濡れていた。
どこかで我慢できなくておもらししてしまったらしい。
走って乾かそうと思ったのか。
いやいや、乾かすのは無理やって。
小学校一年生の頃。
ダッシュで家まで帰ってきた。ピンポン連打。
「なになになに?」と慌ててドアを開けると、トイレへ直行する長男。
手にはむき出しの上履き。
学校から家まで子供の徒歩で15分弱。
学校からすでにトイレへ行きたくも一番近いトイレが清掃中で、走って家まで帰ってきたらしい。
金曜日だったので上履きを持って帰るのだが、
上履き袋に入れることも忘れたまま、剥き出しで持って帰ってきた。
しかも靴箱から出したそのままであろう持ち方で。
いやいや、学校の他のトイレ行く方が早いって。
上履きを持って帰れたのは偉いけれども。
トイレエピソードが多いが、そのほかでも割と繊細でピュアな方だったので
悪気なくとも周りに傷つけられては、わたしもヒヤヒヤしながら対応していた。
忘れ物や無くし物、壊してしまうことも多く、
上履きをご近所の家の敷地内(なぜか塀を越えて。ぶんぶん振り回していた様子。)に忘れてきたこともある。
折り畳み傘は入学一ヶ月で壊し(母は目撃)、30センチ定規もすぐに折ったので2本目。
鍵盤ハーモニカには油性マジックで「ドレミファソラシド」を書いていた。
子どもには、大人の”当たり前”が通用しないと痛感。
その頃に比べたら今は少し頼もしくなったと思う。
そんな長男。最近、目の下まぶたにほくろが出来ていた。
いわゆる涙ぼくろ。
左に小さいのがポチッと。
おやおやおや。
なんかちょっとセクシーやん。
意外とそっちの路線になるん?
小さい頃、心配でしょうがなかった子は
今も心配ではあるけれど成長途中で。
これからどんどん親がいない場面が増え、色んな経験をするのだろう。
どちらかというと芸術系に興味があるようなので
このまま好きでいてくれたらうれしいと思っている。
「ママ、かわいい〜」なんて言ってくれるのはきっと今のうちだ。
「マミーポコ」呼びもきっと今のうち。。だと思いたい。
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