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左手の可能性

先日やけどをした。

夕飯をジャーマンポテトにしようと思っていた。
じゃがいもを切り、時短のため2分ほどレンジであたためた。

それが原因。

レンジであたためた野菜は水分が出る。
そんなことは分かっているのに、急いでいて適当に水気を切ったら、ほらね。

あっつあつのフライパンにバッチバチ。

飛んだ油はわたしの右腕に到着。
手首の少し上、前腕部分に
タツノオトシゴ風の跡、5cm。


もちろん冷やす。
保冷剤で冷やしながら「大丈夫大丈夫。オロナインでも塗っとくわー」なんて言っていたけれど
「オロナインってやけどに効くの?」という夫の疑問にちょっと心配になりスマホで検索。

オロナインに効くのは「かるい」やけどのみ。

かるい、の程度が分からんと思ったけれど
5センチほどのこれは、かるくはなさそう。
なにより痛い。

夫に薬局まで出動してもらい、市販薬を買ってきてもらった。

薬を塗っているという安心感があったので
病院に行くのが億劫になり2日ほど市販薬を信じて過ごしていたのだが
夫にやはり病院へ行った方がいいと言われ
ママ友に相談しても病院へと言われ
しぶしぶ皮膚科へ。

しぶしぶ。

病院がキライなわけではないが、待ち時間がもったいないと思ってしまう。
ここの皮膚科の先生は好きなのだが待ち時間が長い。
後で気づく。本を持っていけばよかった。
こんなときの読書やん!

最近は時間予約制の病院が増え、待ち時間が少ないところが多かったので忘れていた。


30分待ち、わたしのタツノオトシゴは先生に診てもらうことが出来た。


やけどなので、患部の上にガーゼを紙テープで止めている。そして包帯ネット。
ここ5日ほどはそのスタイル。


わたしは右利きなのだが、やけどは右手。
痛みはもうないので普通に動かせるが
ガーゼの位置が手首の数センチ上なので、困っていることがある。

麦茶ポットを洗うときに手がつっこめない。

いや、つっこめるのだが
そうするとガーゼがびしょびしょ泡だらけになってしまう。

困った。

でもこんなときのためにわたしの左手はあるのだ。

利き手ではない左手でポットを洗う。
あら、全然いけるわ。
右手で角度を作りポットを押さえたら案外ゴシゴシ洗えた。


調子に乗ったわたしは左手をどこまで使えるか試みることにした。


●お茶を注ぐ → 全然いける。なんなら普段からたまにやっている。

●体を洗う → 全然いける。これも普段から。

●ブラシで髪の毛をとかす → 問題なし。

●歯磨き → できるけれど、磨き残しがありそうな感じ。

●スプーンで食べる → 食べれた。けっこう上手に使えた。

●お箸で食べる → 挟むのが難しい。箸に乗せて食べる風ならなんとか。薄くて軽いピーマンが激むず。重さ、形がしっかりめのやつが乗せやすい。

●日焼け止めを塗る → 普段からやっている。

●アイシャドウ塗る → 全く問題なし。

●まゆげを描く → おそるおそる描いてみたけれど、途中でおそろしいことになりそうで断念。


お箸とまゆげが要注意。

ということは、食事は全部スプーンにして
まゆげのクオリティを無視したら
わたしは左手でも生活が出来るということになる。

けっこう使えるわたしの左手。
わたしの左手には可能性がある。


今日も暑くてサーティワンのバーガンディチェリー🍒
えっと、右手で食べました。



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