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言語学 ガリレオ
2020年11月10日 19:27
第8章 ぼかす言語こんなカッコいい不良じいさんになりたい。そう思わせてくれる対談集が、この ↓ 本である。重松さんの含蓄ある言葉も胸に刺さるが、それ以上に鶴見俊輔さんの生きざま、考え方に脱帽しっぱなしである。その中でも、鶴見さんがアメリカでヘレンケラーに会った話は印象深い。すでに歴史的偉人のヘレンケラーに、実際に会って話したことがあるというのは、驚きである。そして、unle
2020年10月13日 19:59
第4章 分けたがる言葉タイトルだけを見ると言語とは関係ない本のように思えるだろう。ゴリラ研究の第一人者で京大総長の山極さんと『バカの壁』でおなじみの解剖学者の養老さんの対談である。この本には言語を考える上で有益な洞察が多い。とくに、二人とも「本来は違うものを同じカテゴリーに入れる」というのが言葉の特徴であることを指摘している。たしかに、「イヌ」といってもいろんな犬がいる。改
2020年10月5日 12:54
第3章 ネガティビティー・バイアス「考えるという行為は、人間に与えられた最大の楽しみだ」しかし、「考えすぎない」ことが大事だと主張している本がある。この本では、「考えすぎない」ことの重要性をいろんな仮説に基づいて考察している。その数、45。 どの仮説も「実に興味深い」。その1つに「ネガティビティー・バイアス」がある。つまり、「ネガティブな情報ほど注意が向きやすい」ということ