自分の理想像との「乖離」を埋めていく
自分自身を「ブランド」として捉え、
ブランド価値を構築し、
その価値を正しく、届けるべき相手に届け、
その価値を高く見てもらう。
それが、私の考えるセルフ・ブランディングです。
コミュニケーションにおいて、最も重要なこと。
それが、「価値提供」だと思っています。
何か買い物をする時、私たちが買っているものはなんでしょうか。
マーケティングの世界では、こんな有名なフレーズがあります。
「ドリルを売るには、穴を売れ」
です。
これは、
消費者が求めているのはドリルではなく、ドリルを使って開けられる穴である。
つまり、表面的にはドリルを買っているように見えて、本質的に買っているのは、ドリルで開けた穴である。
というのは、マーケティングにおける、その商品やサービスを利用することで得られるメリット、
すなわち「ベネフィット」を、私たちは購入している。ということを表したのが、「ドリルを売るには穴を売れ」というフレーズです。
つまり、
ベネフィット=その人にとっての価値
ということであり、いかに価値を高め、その価値を、届けるべき相手に届けるか。
これが、非常に重要なセルフ・ブランディングの考え方だと思っています。
そして、価値を構築していく上で、私が重要だと思っているのが、
自分の理想像との「乖離」を埋めていくこと。
よく、「比べるのは昨日の自分」と言いますよね。
他人と比較するのではなく、あくまでも比べるのは昨日の自分である。というのは非常に良い考え方だと私も思います。
ただ、さらに上を求めるのであれば、
昨日の自分とも比較しつつ、中長期的な目線を持ち、「理想像の自分」とも比較すること。
これが、セルフ・ブランディングとして意識できる人は、強いなと思います。