「ラストマイル」と「君たちはどう生きる」【ネタばれなし】
ラストマイルを観に行った。
4年前に、観に行った「罪の声」に感動。
脚本家は、誰?と思い調べた。
野木亜紀子さんという方だった。
映画は、だいたい1本2時間前後。
この尺で、複雑に絡み合う様々な出来事と
人の感情を、こんなにも濃密に表現できるなんて!と思った。
そして、ラストマイルの脚本が、野木亜紀子さん。
観たいと思った。
ラストマイルを観た人の、様々な講評を見てみた。
たくさんの視点と、その考察。
たくさんの切り口があるからこそ、話題性に富む。
私自身も、いくつもの視点とそれに対する思いもあるのだが、
私の中で、ある1つの台詞が何よりも際立っていた。
その台詞に導かれてか
宮崎駿監督の、映画「君たちはどう生きるか」が
私の記憶の中から呼び起こされた。
私は、映画でも本でも、
何を自分の血肉にできるかと、思ってしまう。
習性なのだろう。
今日、私が感じ、得たもの。
使われて終わりたくない。
理不尽だと思いながら、何もしないで終わりたくない。
自分に何ができるんだろうと思う事でも、
何か1つ、ほんの小さな1つでも、行動というカタチにしたい。
それで何も変わらなかったとしても。
自分は変わる。行動しない前とした後では。
誰にも知られなくても評価されなくても。
それが、自分の中に幸福感を創り上げる糧になる、
そして、自分を愛せる、そのエネルギーが
自分の世界を創ると思うから。
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