- 運営しているクリエイター
記事一覧
「どうやったらうまくできると思いますか?」という問いに「地獄を見ろ」としか答えようがないわたしは、たぶん間違っている。成功を知るには成功とは何たるかを理解すると同時に、失敗とはどんなもんかをわかっておくってのも、有益ではある。でも、おすすめはしない。私だって道半ばだ。
なにがあっても「責めない」
本気で物事を進めよう、何か不可能なくらいのプロジェクトをどうしても進めなくてはいけないとき、まず強く強く心に決めたのは「責めない」ということだった。
失敗した。
責めない。
原因があった。
責めない。
相手がミスをした。
責めない。
見込み違いがあった。
責めない。
自分がミスをした。
責めない。
なにがあっても、絶対に、責めない。
口にしない、言葉にしない、嫌な気持ちがわき上がって
透明なチェスをずっとしている
ビジネスをするという事は、目に見えない透明なチェスを、誰が相手か分からない中、ずっとやり続けるような事じゃないかと思う。
チェスどころか、将棋も囲碁もできないけど。
持ち駒は決まっている。コマの動かし方も、ある程度ルールがある。
盤もある。らしい。
でも見えないから、よくわからない。
自分がどれだけコマを持っているかも、見えないからはっきりとはわからない。
しかも、対戦相手も見えない。
普通は
「在庫を持たないビジネス」は在庫をもつビジネスより楽だろうか?
やっぱり「売る」にはものにのせたほうが良い。
というのは、ひとつの私の結論。
小説を読んでほしかったら、本を。
音楽を聴いてほしかったら、オルゴールを。
よく起業するなら在庫を持たないビジネスっていうけど、なんでだよって思う。在庫を管理するコストと、在庫のないビジネスでお客をゲットするコスト、どっちが高いですかね?踊らされてない?
「モノよりコト」ってのも、感動させるものが作れない人がプロデ
お金の使い方
久々に「この人、お金の使い方わかってる…」と感嘆した記事を読みました。
従業員を解雇せず、助成金も使わず、震災前の2倍の売り上げを実現! 南三陸の「アストロ・テック」に見た、地方の町工場の底力 |
greenz.jp http://greenz.jp/2015/10/02/loom/
助成金をいれない。それどころか、「時間がかかると思うけど機材は購入させてほしい」とタダで機材を手配した人に頼
いい仕事ってなんだろう
雇われの仕事をやめて、しばらく自分の仕事一本でやることにした。
と言いつつ、実はあまり覚悟が決めきれていない。
正社員を辞めるならそれこそ戻る橋を燃やしたような覚悟になるかもしれないけど、派遣社員だと別にそういう気持ちにはならない。
それでも、保険証を返したりする中で、着々と「怖さ」はやってくる。
いい仕事って、なんだろう。
最近そんなことを考える。
雇われの身におけるいい仕事とは、上司の覚え
「ばか」になって考える
私のビジネス作りって、スタート地点は「ひとりで自分で考える」にあると思う。
よくブレインストーミングだとか集合知だとか、みんなで意見を出し合いましょうねーっていうのは、基本ない。
それがダメなんじゃなくて、まああの、手伝ってくれる人なんていないし、友達も少ないし、お金もないしで、とにかく自分で考えるしかなかった。
だって、実家の借金を返す(億はないけど、まあねって額)必要に迫られている人間に手
新しくて古いビジネスをやろうと思う
ずっとこのところ、自分がどんなビジネスを作りたいのか考えていた。
インターネットやSNS、モバイルガジェットの発達で、作り手・売り手とユーザー、買い手、消費者と呼ばれる人たちの関わり方がかなり変わってきた気がする。
まず「消費者」という位置づけを、何とかするべきなんじゃないかなと思うんだ。
消費者というのは、すごくマスな見方で、すごく大ざっぱなもので、ヘンな話個人に紐づいていない。モノを購入
売り手作り手に「ご意見」することがよい消費者、それを取り入れるのがよい「企業」みたいな幻想はどこから生まれているのだろうか。あと感動させるサービスとかもそうだし、物語の見える商品というのもそう。どれも正しいんだけど、それがすべてだと思ったらダメなんだ…たぶんね…。
0を1にするのは比較的簡単なのだが…
「0を1にするのは難しい。だから起業はむずかしい」みたいな話はよく聴くと思う。
ただ、これ、実感としては間違っていると思う。
0を1にするのは簡単だ。
だって、なんかアイディアがひらめいて、こうしたらいいんじゃないかなって考え付いて、それをちょっとやってみる。
0を1にするってそんな程度の事だ。
実に簡単。
でも世の中では、それはむずかしい事とされる。
それはなぜかというと、本当に難しいの
背水の陣なら勝てるとか思うのは大失敗
結構はげしい背水の陣から叩き上げビジネスを作ったことがある。
といっても、別に有名企業でもなんでもないので、どうということはないのだけれども。
だけど、そのことを知っている人は時々「いやー、やっぱりそういう背水の陣で、明日死ぬかもしれないくらい追いつめられないと成功しないんでしょうねー、俺もこんなぬるい感じじゃダメかなー」みたいな事を言われるんですよ。
そのたびに、なんかこうモニョッとした気分
「特定多数」のはなし
「ゆっくり、いそげ」 影山知明・著
相変わらず、この本に書いてあったことを、こまごまと考えている。
いくつも「そうかー」と目鱗な事や、なるほどなーと話がまとまった内容が書かれているのだけれど、今のテーマは「特定多数」について。
これは金融商品を扱う法律の中に「49人までを特定少数と呼ぶ」という決まりがあるらしい。50人からは多数となる、という。
特定少数を相手にした商売は、単なる身内の文化