【NY生活】IDを使ってみる
前回は、ニューヨーク生活立ち上げの一環として、大まぬけなID取得までの道のりをお伝えしました。
書いた通り、IDNYC(CはcityのC‼︎だった)は諸々特典が付いてきて、なかでもメトロポリタン美術館が無料だ、と。
ヒマな毎日を耐えに耐えて、ようやくIDが届いたので、ある晴れた日に出かけていきました。
私はめちゃくちゃ美術館に詳しい訳でもなく、でもモネとか印象派絵画を見るのが好き、というレベル。
でも、なんか洋画を観ていると、やたら「メットガラ」とか「メット」って出てくるよなぁと思っていました。あ、メットてMET(メトロポリタン美術館)ね💡!と合致したのは、渡米前直前。
てへ。
そりゃぁ、とりあえず自分の目で見てみないと。
セントラル・パークの一部にあるMET。
めちゃくちゃ大きくて、心踊る。
意気揚々とチケット窓口に行き、IDを提示(内心ドャァ…)
窓口の方「いくら払う?」
…はい!出ました、このパターン‼︎
無料ってそりゃ当然、無料なわけないよねー‼︎
任意だよねー‼︎
だって美術品たくさんあるはずだもん‼︎
と、瞬時に理解し、スンッとした顔で自分で金額を設定し、敬意を込めてお支払い。
アメリカのチップもそうだけど、サービス受けてまったくお支払いしないのはナシなのですね。
まず、ミーハーの私が感動したのはココ。
映画『オーシャンズ8』で観たァァァァって、声を大にして叫びたかったんだが、ひとりなのでグッとこらえる。
楽しみにしていた印象派は、もちろん申し分なしで…
ずーっと見ていられる…
かと思いきや、実は館内広すぎて辿り着くまでに割とヘトヘトに。暑かったしね。
リベンジを誓って離脱。
身軽に行き過ぎて、飲み物持って行かなかった。私の記憶ではロンドンとかの美術館は、手頃なカフェが館内にあって満足度爆上がりだったので、同じノリで行ってしまったのよ。
こちらにカフェがあって、意気揚々と向かう。ところが、そりゃぁここはアメリカ・ニューヨーク。はい、○ぬほど高い。
でも、水飲まないと○ぬ…
結局、カフェでは炭酸水しか買えず、カフェスペースから出て、ココ座って良いよーみたいな空間に座る。
周りには彫刻とかはしっかりあって、スケッチしたり軽食食べてるひとたち。
そんなみなさんの合間に座り、意気揚々と炭酸水にビタミンCの粉入れた瞬間、吹きこぼした。
それも盛大に。
ぶしゅぅぅぅーという、それなりの音をたてて。
ねぇ、なんで?
炭酸水に粉モノ入れたら吹きこぼれるなんて、
わたし知らないんだけど。
(いや、多分これは世界の常識)
中身が黄色くなったペットボトルと、謎の粉を持ったアラサー。
そりゃみんなこっち見ますよね?えぇ。
近くに居た監視員みたいな若い女子も、信じられないって目で私を凝視しながら、もはや無線で何か喋ってる。(やばい、通報されとる)
善は急げなので「水こぼしたから、清掃呼んでほしい」と自ら声をかける。
「それ、ほんっとに水⁈ Are you sure?!?!」
とか結構リアクション大きめに疑われて、ラチがあかず。
(そりゃまぁ黄色だし粉だし、当然。)
いやもうさ、リアルオーシャンズ8やってしもうてるやん。。
「じゃぁ自分で、あのカフェからナプキンもらってきて拭きます(一旦ここ離れるね)」
と言うと、当然だろってジェスチャーで返される。
世界中の日本人を代表して、私が日本人の印象を下げないよう、とにかく丁寧に拭き取り退散。
わたし、水飲みたかったのに…
炭酸水も館内では出しませんという意思表示で、大きめのアクションでカバンの中へ。
…なんでやねん‼︎😭
でもね、ココの空間は本当に素敵でした。
この晴れた日に自然光で見れたから、それはもうとても美しい空間でした…
リアル不審者になりそうだったこともあり、館内全部は鑑賞できずに終了。
ひとりでフラーっと行ってるだけなのに、何か起こってしまうんよね…
教訓として、
・炭酸水に粉は入れてはいけない(テスト出る)
・飲み物は高いから、以後は水筒持ち歩くこと
・無料というタダは無い
というのを学んだのでした。
自分が住む場所に美術館があっていつでも行けるというのは、本当に有り難い環境だなと思います🥲
次は、ニューヨーク生活立ち上げで困ったことをご紹介します。