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一度の失敗で終わり
虐待サバイバーのゆうかです。
父は、私達が一度何かすると、そういう人間だと決めつける人でした。
一度トイレの電気を消し忘れたら、 「お前は電気を消さないヤツだ」
一度、ゴミを捨て忘れたら
「お前はゴミを捨てないヤツだ」
テストでケアレスミスをしたら
「お前はケアレスミスをするヤツだ」
当番の仕事(我が家は当番制で4人姉妹順番で色々仕事がありました)を忘れたら、
「お前はすぐに忘れるヤツだ」
学校に忘れものをしたら
「お前は忘れ物をするヤツだ」
と、小さなことでも、一度ミスすると、それだけで、その人を判断するのです。
父は、子供に対してだけではなく、誰に対してもそういう思い込みを持つ人でした。
いつまでもずっと言われ続けるのです。
大人になっても言われるのです。
たまたまの失敗をそう言い続けられてるうちに、子供だった私は、だんだん自分はそんな人間なんだと思うようになりました。
今だからそれは違うと思えますが、当時の私は父に洗脳されていったのだと思います。
その結果、失敗したらもうそれで終わりだという考え方が染み付いてしまいました。
一度でもミスしたらもう挽回できない、
一度でも誰かにイヤな思いをさせたから、取り返しが付かない、
誰かと喧嘩したらもう関係の修復はできない、
と思い込む呪縛の中にいます。