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猫との生活、そしてNorah Jones「Feels Like Home」(2004)
暑い日が続きますね。
我が家では猫と犬を飼ってますが、実は外でも猫を飼ってました。ただ市役所的には(法律的には)、これは飼い猫扱いとはならず、野良猫扱いとなってしまいます。動物病院の中には、こうした外飼い猫は診療してくれない病院もあるんですよね。
ということで、あまりにの暑さということもあり、この外猫も家の中で飼うことにしました。そいつが「ハナ」6歳、雌猫です。
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こいつが想像以上に人懐っこい猫でして、近所で庭掃除をしている方が居られると、そっちに擦り寄ったしていたんですよね。
ということで部屋でもこんな感じです。
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先住犬&猫と引き合わせるのはちょっと難しいかもしれませんが、いずれその機会が来るかもしれません…。
(その際はまたご報告させて頂くかもです)
さて、何の脈絡もないのですが、なんとなく佇まいが猫のように洒落ているノラ・ジョーンズ(笑)。
2002年にデビューを果たし、翌年のグラミー賞で8部門を受賞したシンデレラガール。その楽曲は決して流行を追っている訳ではない、非常に地味なもの。当時こんな渋い音楽を支持するアメリカは懐が太いなあと思ったものです。
ノラ・ジョーンズの父親はご存知のように、あのラヴィ・シャンカールですね。といっても知らない方も多いですかね。ビートルズのジョージ・ハリスンにシタールを教えた人物で、著名なシタール奏者なんです。
デビューアルバムは名門ブルーノートレーベルから発表されて、ブルーノート始まって以来の大ヒットを記録しました。デビュー曲「Don’t Konw Why」は本当に名曲だし、癒される1曲ですね。
そして満を持して発表されたのが、本作。プロデュースは前作に引き続き、巨匠アリフ・マーティン。
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ファーストシングルの①「Sunrise」は前作を継承したような、ジャズをベースにしたノラ独特の音楽。この静寂感は、単に癒し音楽と括られるものではなく、やはりノラ独自の世界観があります。
②「What Am I To You? 」は若干南部系の香りの音楽。なんとなくタイトなドラム。それもその筈、なんとザ・バンドのドラマー、レヴォン・ヘルムが叩いてます!そしてガース・ハドソンまで参加。そうです。この香りはザ・バンドの香りですね。ノラはザ・バンドのファンとのこと。この渋さはアメリカ人には大うけでしょうね。
私の好きな③「Those Sweet Words」。これもジャズをベースにフォーキーなノラ独自のもの。この音楽にノラのヴォーカルが合っているんですね。前作の大ヒット曲「Don’t Konw Why」に近い曲かもしれません。
目玉のトラックかもしれません。⑦「Creepin' In」はカントリータッチの軽快な曲。なんとカントリー界の女王、ドリー・パートンが参加。ノラとデュエットしてます。以前YouTubeでドリーとノラのデュエットを見たことがあります(曲は違うものでした)。ドリーは高い声のパワフルなシンガーで存在感ありありの女王ですが、そのドリーの後にノラが続いて歌った時の観客の拍手。盛大なものでした。ピアノの前で歌うノラには身振り手振りが出来ないのですが、その声、あの低音のハスキーな声に絶大な魅力があり、あのドリーをも食ってしまってましたね。地味だけど存在感のあるヴォーカルです。
⑬「Don't Miss You At All」が本来のジャズシンガーであるノラの姿でしょうか?これは巨匠デューク・エリントンのピアノインストにノラが作詞したもの。リリカルなノラのピアノがいいですね~。ビル・エバンスを彷彿させるジャズ・ピアノです。これもいい!
日本盤にはボーナストラックが付いてます。それが「Sleepless Night」。あのカントリーロックの祖、グラム・パーソンズとエミルー・ハリスのデュエットで有名な楽曲ですね。これボーナストラック扱いにしてはクオリティが高いですよ。
本作は地味なアルバムですが、永く聴けるアルバムでしょう。こうした本当の意味での良質な作品がヒットする時代というのは嬉しいですね。