映画「ザ・メニュー」の映画感想文
やあやあ
当たり前の話にはなるんやけど
「映画」って
予告を観た時の期待感の印象と
観ている最中の印象と
観終わってすぐの印象と
しばらく時間が経ってから思い出したり、シーンの解釈が変わったりした時の印象って
全然変わるよな
理想としては
期待感が大きくて、それを超える展開で、観終わってすぐから気持ちが良くて、しばらく経って解釈が変わってもより味わい深くなる
ことよな
ま、そんな映画はほとんどないけど
さ、そんなこんなで
観れたので感想文書きます
ネタバレはあるやろそら
アニャテイラージョイやぞ
「ザ・メニュー」
どこで予告を観たか忘れたけど、今きてる女優「アニャテイラージョイ」主演のホラーやるってよってなって
「ラストナイトインソーホー」「ウィッチ」「スプリット」でめちゃくちゃに良い女優のアニャテイラージョイがやるってなったらそのうち観るよなーと思ってたらすぐに観れた
そんなアニャさん最近痩せた?ってぐらいに磨きがかかっててな
ま、そんなこんなで密室系ホラーでここ最近では「オールド」とか「9人の翻訳家~」みたいな雰囲気
全体的に宗教染みてたり、サイコ感はあるけど
そんなのも含めていいねー
ってココロオドル感じ
観終わった直後は普通に後味の悪さが残るけど
全体を通して言えば「ザ・メニュー」の狙い通りに感情を揺さぶられてた
簡単に言えば
自然を愛し食べることとは
宗教的と思えるほどのコンセプト
思い出
混乱
誰のためのメニューであるか
完璧でなくなったことの修正
エンディング
コースが進むにつれて「強度」が高まっていく
結局のところ、シェフを中心に完ぺきなコースを提供することに囚われてしまってるだけと言えばだけやし
そこに巻き込まれる面々も全員が全員ってわけでもない
シェフの提供する最後の完璧なコース
の体現であり
今回で言えばそこにたまたま、イレギュラーであるアニャさんが来てしまって
最期はアニャさんによって「原点」を思い出したシェフやけど
回り出した歯車は止まらないわけで~
って感じ
アニャさんから見れば
マルチエンディングのクロックタワーよろしく
シェフ達から見れば
目的を完遂しただけ
逆に言えばそのフルコースを味わえたことに感動と感謝を覚えるぐらいで
心情的には「悲しい」映画なんやなって感じ
ま、なんにせよ一貫したキャラクターがいればいるほど「映画」って面白くなるよなって感じで
最期は全会一致のいい映画でした。
個人的評価としては
コンセプト:美しさ:ディティールが
4:4:2の
2023年のおすすめ映画としてラインナップしときます。
以上
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