本は薬か友達か

1番最近読んだ本は何ですか?
明確に「読んで理解した」と思った最初の読書体験はいつですか?何の本ですか?

あの時のこれ!

私は、本は好きですが、年間にたくさん読んでいるわけではありません。
それでも、あの時のこれ!と感じる本があります。今日はその時の状況と本をご紹介したいと思います。

【自信はないが、進み始めていた頃】
エスコヤマの小山進さんちゃんの著書
「心配性」だから世界一になれた

これを読んだ当時、私はパートで店長代理をしながら、周りの方に「どうやって時間作ってるの?時間の使い方教えて?」と言われていた頃。
子ども4人の子育てと仕事の両立のため、想定したリスクを回避する、あるいはそうなってしまった際にどうカバーするかの想定を常にしていました。
だから、この先手を打つという考え方が自分と全く一緒だ!と感銘を受けて、自信のない自分だからこそできることがあると感じました。
当時の私のお守りです。

【思いつくことはあるのに、なかなか実現できなかった頃】
北野唯我さんのご著書
天才を殺す凡人

当時、パートのまま店長になり、手当もつかないのに休みにも連絡がある。アイデアを出していこう!という時にも、アイデアを出したら自分がやらないといけなくなるから、と正社員は非協力的。私1人でワンマンなことをしたいわけではないのに、八方塞がり。そんな時に読んだ本。
アイデアを否定されてしまうことや、一緒にやっていこう!とならない状況を、不況から「失敗しない」「無難な」ことをしようとする人の心理だとはっきり書かれていてとても共感しました。と、同時に「自分の中に」アイデアをどんどん出す存在と、あたかも知ったような顔で否定する存在と、そこに流される怠惰な存在があると気づかせてくれました。

【自分のギバー体質が良くないものではないかと悩んでいた頃】
近内悠太さんのご著書
世界は贈与でできている

スタッフから逆ハラ受けたり、先に確認しなかったことで、騙されたりして、相手に先にできることを与える自分は、ダメなのかもしれないと感じていました。自分自身の抑えなければならないと思っていた先に与える行為を「とはいえさ、やっぱりこの世は恩送りでできているのよ」と肯定されたような一冊。2020年に読んでから、私の指針となっています。

【人に頼れる自分になりたいが、難しかった時の一冊】
ロバートキーガン教授の著書
なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか

人を巻き込むことができない自分に絶望したり、人に頼りたくて自分は打診しているつもりなのに、相手には伝わらず、呆然としてました。
読んでみて、自己開示の方法が間違っていたんだと理解。素直に何が得意でなにが苦手なのかを公言しながら動くことで、色々とサポートしてくれる方が現れて、行動することや心を開いた状態で過ごすことに自信がつきました。

本は薬か友達か

本は、その人の考え方を覗くことができてあるときは知識に、また別の時はお守りになります。あたかも伴奏してくれる友のように感じることも。
本のことを処方箋と紹介する人もいますね。
心や思考が柔軟に変化していくことで、人生も変化。もちろんいいようにも悪いようにも変化する可能性があります。

今日紹介した本が、いつか誰かの目に入り、役に立つかもしれない。

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北山 悠【主役力で小さな経営はうまくいく】
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