完璧なんて存在しない
こんばんは、“健康のために今日出来ること”のyuumiです!
突然ですが何かをやるときあなたはどこまでの質を求めますか?
「こんなもんでいいか!」とある程度妥協するタイプ?
それとも「もっと上手にできるはず!」と完璧を求めるタイプ?
私はどちらかというと前者で、こんなもんかな~ってある程度妥協してしまうタイプでした。
でもある事で完璧を求めた結果、自分を破滅へと追い込むことになりました。
今日はそんなお話をしようかなと思います。
乳がんになり4年
ここまで色んな本を読み漁ってきました。
“ガンを消す食事”
“ガンを予防する生活”
“私はこうしてガンを治した”
等々、巷には嘘か本当かわからない情報があふれかえっていて私も死にたくはないのでそれは勉強しまくってきましたよ。
乳がんの理由は色々あると言われていて、遺伝的なものや月経が早く来た人、太っている人など最初の検診の時にもたくさん聞かれました。
でも私はどれにも当てはまらず、自分が病気になった理由がどうしてもわからなかったんです。
そこで着目したのが食事で、もともと不健康な食生活をしていたわけではないけど知らぬ間によくない事をしていたのかもしれないと勉強をし始めました。
これが悪夢の始まりだとも思わず・・・
ガンの食事の注意点は調べれば調べるほど出てきて、最初に言った通りどれが本当でどれが嘘か私には見分けがつきませんでした。
それでも野菜や玄米、バランスのいい食事が身体にいい事だけは私にもわかったし、添加物がよくないことだけはわかっていた。
ここまでの情報でやめておけばよかったのに、死にたくない思いからあらゆる本を読み、ネットを漁り、乳がんを克服した人のブログなども読み漁った。
“小麦粉製品は血糖値を急激に上げるからダメ”
“糖(ブドウ糖)は検査にも使われる通りガンの餌だからダメ”
“身体によくない添加物”
“加工食品は毒!”
調べれば調べる程ドツボにハマり、しまいには何を食べたらいいのかわからなくなりました。
糖がダメだと料理に砂糖が使えないだけでなく白米とかもダメだったし、スーパーに売っているものには大体添加物が入っている。
小麦粉がダメだとパン、麺類、粉もの全部ダメだし、しまいには塩も血管を傷つけるからダメと言われたらいよいよ八方塞がり。
普段なら「このぐらいでいいか!」と思える私も命がかかっているとなると別。
必死だったから何を見ても食べ物じゃない気がしてきてそのうち食べることがストレスになっていきました。
そんな私の意志に反して食事を作るときはなんでもタレや素を使う母へのストレスもすごかった。
身体が動かない私に代わって食事を作りに来てくれるのはありがたいのだけど、タレや素の容器に書いてある成分表を見ると添加物まみれで吐き気がした。
そうこうしている内に何も食べられなくなってきた私の身体は悲鳴をあげ、体重は31㎏まで落ちた。
もはやみためは骸骨そのものです。
筋肉どころか身体中の肉がなくなり立つのがやっとで
いつものように「このぐらいでいっか!」で辞めておけばよかったのに生きるのに必死で完璧を求めようとした結果がこれでした。
一度傾いた身体を元に戻すのは本当に難しくて、退院後気持ちも切り替えて食事はできるようになったけどいまだに体重は元に戻らず。
”完璧”なんて求めてはいけなかった・・・
そもそもにどこまでやったら“完璧”と思えたんだろう?
きっとこれにゴールはないでしょう
食事に気を付けようとしていた頃はなにより食べる楽しみが全くなかった。
何を食べても美味しくなかったし、冒頭でも言った通り何を見ても食べて大丈夫だろうか?と不安が付きまとった。
それよりは好きなものを食べたいし、家族と一緒に食べながら「美味しいね♡」って言いたい
(だからと言って暴食はいけないけど 笑)
結局食事ってそれが一番大事。
何においても“完璧”なんてものは存在しない
物事は常に進化し続けているし、きっとどこまでやっても「もっと!まだまだ」って欲がでる。
完璧主義なんて言葉もあるけど、肝心なのはどこで自分が納得できるか。
そこが自分中での“完璧”なんだと思う。
これは私にとって生きていく上ですごく大切な経験でした。
今日の記事も読んでくれてありがとうございました♡
またぜひ遊びにきてください