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「井上祐 小作品集」

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小作品を収録。コラム、小説、著述、評論、ぼやき、など。
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#平成最後の夏

平成最後の夏、《国際社会において名誉ある地位を占めたいと思ふ》を考える

平成最後の夏、《国際社会において名誉ある地位を占めたいと思ふ》を考える

2018/08/05にアップしたこの記事を、
2020/07/05に読み返してみて、
言葉の選択が誤っていたり、少しニュアンスが違うと感じたので、少しだけそういう部分を改訂します。

日本国憲法前文
「・・・われらは、(中略)国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。・・・」

 平成最後の夏、日本が戦争に負けた八月に、上述の“名誉ある地位”について、私見を述べたいと思います。

 オリンピ

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平成最後の夏、HIROSHIMAの日に放射能を考える

平成最後の夏、HIROSHIMAの日に放射能を考える

今日は、HIROSHIMAの日。NAGASAKIの3日前で玉音放送が流れる9日前の日。
ご生存の被爆者の方々は、放射能の恐ろしさを語り続け、核の無い世界の実現を発信されている。

私の言いたいこと:原子力発電所は日本から無くすべき。

ダイナマイトは、武器として使うことができるから、存在悪。でも、花火は風物詩であり芸術であるから存在善。

とすれば、同じように考えると、核兵器は悪で発電所は善。

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平成最後の夏、五十二歳の夏

平成最後の夏、五十二歳の夏

 生まれて初めて小説なるものを書きました。私事で大変恐縮ですが、子どもの頃、読書感想文やら作文やらを書くことが大の苦手であったのに。その頃に植え付けられた苦手記憶が長年筆を執ることを拒んできたわけですが、実に心境の変化というものは面白いもので、そんな私が40のエピソードからなる連載ミステリーを書くのだから、これは相当の変化と言って差し障りはないでしょう。

 では何故、齢五十を過ぎて、このような無

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