カンボジア日記第219号(U17カンボジア代表セレクション)
សួស្តី!
昨日は2024年10月19日から27日に開催されるAFC U17アジアカップサウジアラビア2025予選に向けて17歳以下のセレクションがありました。
以前選ばれた選手は今回は免除だそうで、追加招集の意味合いが強いテストなのかもしれませんが私が指導している選手も5人参加しました。
普段から接している私の感覚だと、
「代表になる可能性があるの?!笑」
という気持ちですが、まだまだカンボジアサッカーのレベルは日本と比べると低いため、彼らにも充分にチャンスがあります。
歴史的な背景を考えても、国として運動やスポーツに打ち込んでいる歴史が浅いので仕方のないことだと思いますし、カンボジアはこれからの国です。
反対に、日本サッカーの歴史を考えると、南米やヨーロッパのサッカー先進国と比較するとまだまだだと思いますがアジアでは先進国です。
南アフリカワールドカップの際に岡田監督が日本のベスト16入りに対して
「私は最後の石を積んだだけだ」
とおっしゃっていましたが、カンボジアから日本を見るとその言葉の意味がわかるような気がしました。
日本サッカーは情熱をもった先人の指導者の方々が日々、グラウンドで選手と向き合ってきてくれたおかげでここまで成長してこれたのだなと感じます。
カンボジアでは、国としても育成年代にかけるリソースが足りておらず、また育成の面白さを感じて指導に取り組んでいる指導者は数少ないように感じます。
どの国でも育成年代の指導者として働いていくことは大変なことです。
それが途上国であるカンボジアではなおさらのこと。
サッカーの発展は国としての発展なしには難しいのだなと改めて感じた一日でした。
セレクションでは自分の欲目が入ってしまっていますが、私たちの選手は堂々とプレーできていたと思います。
自分の選手もそうですが、周りの選手がどのくらいなのか個人的には確認してみたかったのでよい指標となりました。