イタリア・ミラノ:美センスを磨くガイド<ギャラリー編>
アートフェアで有名なのは各コンチネンタルで開かれるArt Basel、2年に一回ベネチアで開かれるBiennaleだ。他にもヨーロッパや北アメリカ、アジアなどで規模でいうと小さめのフェアは毎年いくつか開かれている。
ミラノで開かれるMiartもそのうちの一つに入る。ルネッサンス、Futurismo、Arte Povera、Novecentoなどアート界をフランスと共にリードした国のひつであるイタリアでもチェックをしなければいけないギャラリーは数多い。その中でもいくつか紹介していこう。
Massimo de Carlo
Portluppi編でも紹介したこのCasa Corbellini-Wassermannの中にギャラリーを構えているのがロンドン、ミラノを拠点にするMassimo de Carloだ。特にMaurizio Cattelanなどのイタリアのモダンアートの展示が多い。
Viale Lombardia, 17, 20131 Milano MI
Cardi Gallery
1972年に創設されたイタリアのアートを主に扱っていたギャラリー。今ではモニュメンタルな展示も多く展示されている。最近で言うとJannis KounellisやBosco Sodiの展示が素晴らしかった。
C.so di Porta Nuova, 38, 20121 Milano MI
Lia Rumma Gallery
南イタリア出身のLia Rummaのコレクションがきっかけで始まったギャラリー。Giovanni Anselmoなどイタリアを代表するモダンアーティストと70年台から交流があり、展示をローマやナポリ(出身地)などで行ってきた。1999年に本格的に拠点をミラノに移転。
Via Stilicone, 19, 20154 Milano MI
Fondazione Marconi
ミラノ生まれのGiorgio Marconiが父のアーティストとの関係があったこともあり1965年にスタジオを創設。世界各国の若いアーティストの展示を数多く行ってきた。今も昔と同じロケーションにギャラリー・財団がある。
Via Alessandro Tadino, 15, 20124 Milano MI
Tommaso Calabro
30代ととても若いギャラリスタのギャラリーで他にもベネチアなどにも最近拠点を拡大した、今注目されているギャラリーの一つである。展示スペースもとても素敵だ。
Corso Italia, 47, 20122 Milano MI