ディズニーキャラクターから学ぶ、人付き合いをラクにする方法 10
10. 細分化した5つの自我状態 CP編
自我状態は3つに分類できるだけではなく、機能的には5つに分けることができます。
〇CP(Critical Parent):父親的な役割を担う批判的な親の自我状態
→自分の価値判断を正しいものとして譲らず、「~しなければならない」、「ダメな奴だ」という批判や非難を行います。自分に厳しく、責任感が強く、リーダーシップを発揮する反面、支配的で間違ったことに批判や叱責を行い、厳しく教育する働きもあります。
・トリトン王(『リトル・マーメイド』)
:海の王様、アリエルたちの父親
→王として海の国を統治する。魚を食べる人間の世界を非難し、そこに憧れるアリエルを厳しく叱る。アリエルを叱るうちに、アリエルが集めた人間の持ち物を怒って壊す。
※CPは、「父親的な役割を担う」とされているが、女性キャラクターでもCPが高いこともある。
・エリノア(『メリダとおそろしの森』)
:ダンブロッホ王国の王妃、メリダたちの母親
→おてんばなメリダを王女にふさわしい女性にしようと厳しく躾ける。メリダがやることを常に、批判・叱責する。他国との関係を維持するため、メリダの意向を聞かずに他国の子息と無理やり結婚させようとする。
・ミン(『わたしときどきレッサーパンダ』):メイの母親
→メイを完璧な娘にしたいと思いながら育てるなど、過干渉になっている。そのため、メイが好きなもの(友達や男性アイドルグループ)をことごとく否定する。
※親のでなくとも、職業柄の影響でCPが高いキャラクターもいる。
・ボゴ署長(『ズートピア』):ズートピア警察署の署長
→ズートピア内で起きた事件捜査の責任者。新人のジュディに対して、捜査ができないと決めつけ、捜査メンバーから外して駐車違反の取り締まり勤務を命じる。しかし、捜査員が危機に陥った際は、仲間を現場に急行させるなど、リーダーとして役割を果たす。
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