見出し画像

うまい棒が小さくなったことから分かる日本の悪い未来とは!?

こんにちは、勇太です!!


最近あなたは、「うまい棒」を食べたことがありますか?

コンビニとかスーパーに10円で売られているお菓子です。


あのうまい棒、昔と比べて「小さくなった」って知っていましたか?

値段は変わっていないのに、量が小さくなったから、実質的に「値上げ」されているんですよ。

ちなみにこれはうまい棒だけの話ではなく、他にも色々な食品の量が減らされているんですね(この現象のことをシュリンクフレーションと呼ぶ)。

そしてシュリンクフレーションは、今後の私たちの生活にとってマイナスな影響をもたらす可能性が高いんですよ。


なので今回は「うまい棒が小さくなったことから分かる、日本の悪い未来」というお話をしていこうと思います。


短い記事ですが、知っているだけであなたのお金に対する価値観が180度変わりますよ。


シュリンクフレーションとは?

僕がこの記事を書こうと思ったのは、この前たまたま小学生の妹に「うまい棒」をもらって、それを食べたのがきっかけです。

本当に久しぶりにうまい棒を食べたのですが、その時思った感想が、

「あれ?こんなに小さかったかな?」だったんですよ。

気になって調べてみたところ、以前は7gから9gはあったらしいのですが、

今回食べたうまい棒は「6g」だったんですね。

どうやら、「値段は以前と変わらないのに、量だけが減らされている」のです。


ちなみにですが、いつの間にか容量が減っている商品wikiというwebサイトに、「内容量が減った商品」がリストで載っています。

このサイトによると、ポテトチップスも、カントリーマウムも、キャラメルコーンなどのお菓子や、

牛乳やミルクといった乳製品も量が減っています。

みんな値段そのままで、量だけが減らされているんですね。


価格は変わらないまま、量だけ収縮する現象のことを「シュリンクフレーション」と呼びます。

そして、このシュリンクフレーションという現象こそが、将来の私たちの生活に大きな影響を及ぼす前触れであるのです。


シュリンクフレーションは「年2%の物価上昇」の影響

で、そのシュリンクフレーションが起こる理由についてなんですが、

その理由は、日本の「物価が上がり続けているから」なんですよ。


日本の中央銀行である「日本銀行」は、

「経済を安定させるために、年2%の物価上昇」を目標としています。


なぜ日銀が毎年2%の物価上昇する状態を目指しているかというと、

「景気が良くなり、その結果給料も増えるので、物がたくさん売れる。

物がたくさん売れるから結果として物価が上昇する」

そんな状態を理想としているからなのです。


そして今回は、もし日銀の「2%の物価上昇」が実現したら、我々の生活はどうなるのか?という話をしていきますね。


年2%の物価上昇がもたらす悪い影響とは?

さて、先ほど「日銀が年2%の物価上昇を目標としている」という話をしました。


そして、もしも仮に、年2%の物価上昇を達成することができたら、我々の生活はどうなるのでしょうか?


早速結論ですが、

「お金の価値が下がるので、(実質的に)お金が減ってしまう」状態になります。


これだけでは分かりにくいかと思いますので、実際に数字を出して説明していきますね。


例えば今、手元に50万円あるとします。

この50万円が「年2%の物価上昇によって、5年後にどうなるのか」考えてみたいと思います。


ここからは簡単な計算になるのですが、将来のお金の価値は、

(将来の金額=現在の金額×終価係数)

終価係数=(1+年利率)年数

で求めることができます。


で、この式に当てはめた時、5年後どうなっているのかを計算すると、

5年後の50万円は、55万2040円ということになります。


つまり、「今50万円で買えるものが、5年後には55万円払わないと、買うことができなくなる」ということなのです。

ちなみに、これが10年後になると、60万9497円になります。

10年後には、「10万円以上たくさん払わないと、買うことができなくなる」のです。


これってかなり恐ろしいことだと思うんですよ。

お金は減っていないのに、その実質的な価値はどんどん下がっていくのですから。


だから、これからはお金貯めることが安全とは言い切れないんですよ。

むしろ、50万円=50万円が通用する今のうちに、出来るかぎりお金を使った方が良いとも言えますね。

もちろん、無駄遣いしろと言っているわけではありません。


ただ、50万円の価値が数年後には45万円しかなくなるのであれば、

その消える5万円を「自己投資」とか、将来の自分のために使った方がよっぽど有益ですからね。


とにかくこれからは、自分で考えてお金を使っていかないと、どんどんお金の価値が下がっていくことが予想されるので気をつけましょう。


【まとめ】お金をお金のまま持っていると、いずれ損をする

お金をお金のまま持っておくというのは一見安全にも思えますが、実際はそうとも言い切れなくなりつつあるのです。


仮に、今手元に50万円あったとしても、数年後には「45万円分の価値しかなくなってしまった」という事態になりかねないのですよ。


実際現時点でも、うまい棒やその他食品の量が減っており、お金の価値は下がりつつありますからね。

これからも、この流れは続いていくでしょう。


だからこれからは、お金をお金のまま持つのは、ある意味危険なのです。

無駄遣いしろとは言いませんが、それでも将来の自分のために、ある程度「自己投資」にもお金を回すべきですね。


うまい棒1本で、ここまで日本の未来が見えるというのも面白いですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

いいなと思ったら応援しよう!