見出し画像

メガホンの夢

さて、あと1週間ほどでnoteの連続投稿が1,500日となる。4年とちょっと、こうも性懲りも無くよく続けられているなぁ、と我ながら感心する。

毎度のことながら、継続における一番のハードルはネタ探しである。記事を投稿した瞬間から、次の記事のネタ探しがはじまる。「ネタ探し」とはいいつつ、私のように日々の出来事や考えていることを中心とした執筆スタイルだと、ネタを積極的に探しに行くことは難しい。ネタの方から私のところへやってくるのをただじっと待つのみである。

いいネタがノコノコ私のところへやってきた際、とりあえずそのネタについて忘れないように簡単なメモを取ることがある。ワンフレーズ書いておく程度なのだが、それがあるといざ執筆するときにすんなりとスタートできるから大変安心する。とにかく、書き始められない、という状況が一番しんどいのだ。


今この記事を書いているのは6月10日月曜日の朝6時前だ。昨晩から降り始めた雨がずっと続いている。午前中にはこの雨は上がる予報ではあるものの、今のところその気配はないほどにしっかりとした雨だ。そろそろ梅雨だし、こんな日が増えるのだろう。

昨晩寝る前、布団の中にいた時、私のところにネタがトコトコと歩いてきた。それは久しぶりに非常に面白い内容で、「絶対に書きたい!」と思えるものに感じられた。ただ、その時はどうしてもスマートフォンを開いてメモをとる気分になれなかった。私は完全に寝る体勢に入っていたこともあり、そこから“元いた世界”に戻る気分には到底なれなかったのだ。

起床後、もちろんその時のネタを思い出すことはできなかった。私はとりあえず昨日書いておいた記事に加筆修正をして投稿し、鉄瓶でお湯を沸かしてウーロン茶を淹れて、窓の外の雨に耳を傾けながら、なんとか思い出せないものかとしばらく思案してみた。

すると、確証はないものの、多分これだろう、というものをどうにか思い出すことができた。思い出したと同時に、私はひどくガッカリした。残念ながら、noteに書けるような内容ではなかったのだ。

それは、入眠直前の寝ぼけた頭で作り上げた、「記憶」の視覚化だった。宇宙のような暗い背景の三次元空間を、記憶された個別の事象がゆらゆらと漂っている様子が頭の中で浮かんだ。私の一番近く、右斜め前を漂っている「個別の事象」は野球のメガホンだった。それを“見た”ときに、私は「これだ!」と思ったのだ。

これだけ読んだところで、支離滅裂であろう。私にしたって正直意味不明だ。寝ぼけた頭で想像することなんて、そんなもんなのだ。

あるいは、もしかしたらここには深い深い何かが隠されているかもしれない。宇宙の真理とか、私の今後の暗示とか…その可能性だって全く否定はできないのだ。

まぁ、多分ないと思うけど…


いずれにしても、宇宙空間に浮かぶメガホンのおかげで、私は今日のnoteの執筆をなんとか乗り越えることができた。そういう意味では、寝ぼけた頭で考えた戯言であったとしても、悪くはないのだろう。

noteの毎日投稿が5年に入ったあたりから、以前よりもネタ探しが多少楽になったように感じている。私は私なりに少し成長したのだろうか。さすがにこれだけ続けているのだから、そうであってほしい。もしかしたら、寝る直前に見た夢のようなものを覚えていることも、こんなにもくだらない内容をなんとかひとつの記事にできるようになったことも、成長と呼ぶべきなのかもしれない。どうなのだろう。


それにしても、なんでメガホンだったのだろうか…野球観戦にでも行った方がいいのかな…?そもそも今も野球を観るときはメガホン使うのかな…?

謎は深まるばかり…


【çanoma公式web】

【çanoma Instagram】
@canoma_parfum
 #サノマ #香水 #フレグランス #ニッチフレグランス #canoma #canoma_parfum #パリ
#フランス

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集